ふしぎな国道 (講談社現代新書)

  • 講談社 (2014年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784062882828

作品紹介・あらすじ

空気のように、非常に身近でありながら、ほとんどその存在を意識されることのない「国道」。実は、この国道には不可思議なことが数多く存在する。・国道246号は存在するのに、国道60号や国道99号がない ・外環やアクアラインは高速道路なのに国道指定されている ・車が通れない商店街や階段が国道指定されている ・同じ国道なのに複数のルートがある 「国道マニア」として知られる著者が、こうした様々な謎を解き明かす


空気のように、非常に身近でありながら、ほとんどその存在を意識されることのない「国道」。その国道を真っ正面から扱った記念碑的作品。

 実は、国道には不可思議なことが数多く存在する。
・国道246号は存在するのに、なぜ国道60号や国道99号はないのか?
・圏央道やアクアラインは高速道路なのになぜ国道指定されているのか?
・車が通れない商店街や階段がなぜ国道指定されるのか?
・道路すら走っていないフェリー航路が国道扱いされるのはなぜなのか?
など、いちいち挙げれば、数限りない。
 国道をこよなく「国道マニア」として知られる佐藤健太郎氏が、こうした国道にまつわる、様々な謎を読み解くとともに、国道をこよなく愛する「国道マニア」たちのマニアックな生態を解説する。悪路を好んで走る「酷道マニア」。旧道を好んで走る「旧道マニア」。国道のありがたさを実感するために非国道のみを頑なに走行する「非国道走向マニア」、道路元標に異常な執着を示す「道路元標マニア」など、彼らのこだわりは相当なまでにマニアックである。抱腹絶倒の一冊

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

国道という身近な存在を通じて、さまざまな謎や魅力を掘り下げる作品で、国道マニアや一般読者にとっても楽しめる内容が詰まっています。著者は国道246号の存在意義や、なぜ特定の国道が欠番なのか、さらには車が...

感想・レビュー・書評

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  • 国道マニアには、楽しい本。県道本や、林道本ももっとあればいいのにと、読みながらおもっていました。

  • 面白い。読みやすい。為になる。

    なによりも章立てが素晴らしい。
    名所紹介でグッと掴み、酷道で未知(道)のせかいへ引き込む。
    歴史で全貌を俯瞰し、国道完走で旅をした気分になる。
    レコードホルダーで笑い、国道標識で近所に想いを巡らせる。
    都道府県道でさらに驚き、旧道への想いに共感する。
    最後に、非国民の存在でマニアの究極像に触れる。

    本当に面白い本だ。

  • 筆者の本職はサイエンスライター。本書は筆者の趣味を一冊の本にしてしまった。鉄道マニアは数多くあれど、国道マニアというのは珍しい。同じマニア達の協力も得ながら書かれたタモリ倶楽部的な本。

    国道は高速道路と違い、道路法で定義が定められていながらもキッチリした規定はなく、そのため欠番があったり、標識の規格がいろいろだったり、「階段国道」や民家の間の人ひとりがようやく通れるような幅の国道、車が通れない山道など、マニアが「酷道」と呼んで親しんでいる変わった物が多数存在する。逆にフェリーの海上航路も「国道」認定されていたりと、距離も環境も様々。県道に至ってはその距離わずか7メートルというにわかに信じがたい場所もあるらしい。

    ウチのすぐ近所にも国道のレアな場所が載っていてなんだか嬉しくなった。世の中いろんなマニアがいて、掘り下げていくと結構楽しめることがわかる、面白い本だった。

  • 酷道というワードは知っていたけど、あらためて整理されて提示されるとおもしろい。
    標識、旧道、完走など様々な楽しみ方があるようだ。
    いきいきとしたマニアの方の熱量を感じられる。

  • 何かにすごく詳しいことと特殊な性癖を持つ人というのはほぼほぼ同類なのかもしれない。
    国道のことが気になって調べ始めたら知りたい気持ちを止められなくなってしまった、そんな人間の性を思いもよらず感じでしまった本です。
    国道の沼に人々を落とそうと手招きをしています。
    タイトル通り、不思議だなぁと思わず考えてしまう平和な本です。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16863153

  • 国道マニアという存在を知った本。

    1章 国道の名所を行く
     有名な国道を紹介していく。階段国道とか
    2章 酷道趣味
     国道マニアの中で大勢力を占める酷道趣味について
    3章 国道の歴史
     法律的な
    4章 国道完走
     国道の始まりから終わりまで一気に走りきることを完走、何度かに分けて走りきることを塗りとか言う。
    5章 レコードホルダーの国道たち
     最も長い国道、反対に短い国道などを紹介
    6章 国道標識に魅せられて
     国道標識を撮影する趣味。ちなみに「おにぎり」というらしい
    7章 都道府県道の謎
     国道ではない都道府県道について
    8章 旧道を歩く
     国道が新しく作られた国道に代わっていき前の国道を旧道と呼称している。
    9章 深遠なるマニアの世界
     いろいろその他

  • 「酷道」というのは知っていたが、都道などなどを「吐道」「獰道」「腐道」「険道」「死道」「苦道」「損道」と呼ぶのは知らなかった。
    「酷道」なんていうのは、撮り鉄より興味が持てる分野ですね。

    道路に関して昔から、XXバイパスなんて名前を付けるのではなく、別の名前を付けるか、バイパスじゃない方を格下げするかしてほしいと思っていた。
    バイパスではなく、新道をつくったら県道とかに格下げすることはあるそうですわ。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425900.html

  • 図書館本。
    やっぱり道路の本は面白い。知っている道路の話はあー、と思いながらニヤニヤ、知らない道路はなるほどとワクワクする。
    本書では酷道ばかりでなく、それにまつわる道路元標や、国道の歴史、最長区間などのレコードホルダー、おにぎりの謎など、数々の知らなかった話があった。
    一番興味深かったのは道路元標だろうか。存在すら知らなかったので、もしかしたら近所にもあるのかもしれない。
    あとは、非国道。国道を通らないルートを考え、実際に走行するとか明らかに趣味の世界。そこまでする時間はないが一度はしてみたい。

  • 国道にまつわるあれこれを、とことん楽しむ視点から紹介されている。著者の体験による情報もふんだんに盛り込まれていて良い。国道の歴史を通してみるお上のなさりようと国道マニアの目の付け所の細かさ、人のやることというのは複雑怪奇だと感じた。

  • 青森 竜飛崎 階段の国道あり 339
    福島 西郷村 登山国道あり289
    三遠南信自動車道 高速から一般国道に格下げ。
    工事後、地盤が緩いことがわかり、高速として不適格になったため。
    酷道418号
    酷道の王者、岐阜県八百津町、笠置ダム
    酷道452号
    紀伊半島の最恐酷道
    最短国道174号(神戸港)190メートル
    最長国道4号(東京中央区〜青森市)740キロ
    高野龍神スカイラインは43回和歌山と奈良を行き来する。

    国道の数459個、1〜507号まで存在
    第1期一級国道誕生、1952年
    1〜40号
    第2期二級国道、1953年
    101〜244号

  • 最新のドキュ72hを観て「道が変わると街が変わる」という言葉があったが国道もまたそんな運命を辿りつつある。"酷道"になった訳もまたさまざまで面白い。こういったマニアがジャンルとして立ち上がった背景にはおそらくバイク雑誌みたいなロード走行の紹介があったはずで、90年代以降のネット掲示板やらも入り口を広げたはず。ファン研究的にも通じるところがある。関係ないけど数年前、車載動画をYouTubeで観まくってた。

  • 今度の旅は自転車でどこ行こうかなんて考えていて、道路をおもしろい視点で切り取っている本を見つけたので読んでみました。いやぁ、日本はまだまだ広い。階段国道やエレベーター国道、海の上の県道やらおもしろいスポットがたくさんあるじゃんか!これは自分の目で見に行かなくては!と思えた1冊。さすがにこの中に出てきた国道以外を走る「非国民」活動はなかなか自転車だとおもしろみを感じにくいかな~と思うけど、日本の広さとおもしろさを感じる度に早く出かけてみたくなる1冊でした。

  • 身近にこんなマニアックな世界が広がっていたんだなあ。

    国道がたくさん交差している場所。
    車が通れない国道。
    けものみちさながらの場所や、一般国道とは思えないハイスペックな道。
    日本一長い国道があれば、短い国道の記録も載っている。
    こんな風に、いろんな切り口から国道の楽しみ方を指南してくれる。
    国道の標識(マニアたちはそれを「おにぎり」と呼ぶそうな)やら、国道が読み込まれた歌まで紹介されている。
    鉄道マニアと同様に、その分野ごとに専門家がいるらしく、ネットで盛り上がっているそうだ。

    正直、最後の方はちょっとついていけなくなったけど、国道の歴史やこれから(国交省の見解では、国道網はもう完成したとのこと。これからは維持管理、そしてもしかすると統廃合の時代となる)について知ることができた。

  • 「炭素文明論」の著者には、もう一つの顔がある。何にでも興味を持つ人がいて、しかも、調べると興味深いことがいろいろと分かるものだと感心する。階段国道(青森県、国道339号)の存在は以前から知っていたが、その国道が階段を降りた先、民家の間を通る路地に続いているとは知らなかった。整備状況の悪い「酷道」の話を読んでいたら、学生のころ、友人とドライブをしていて、三桁の番号の国道を走り通したときのことを思い出した。目当ての国道を走っていたのに、いつの間にか県道になってしまい、不思議に思って戻ってみると、未舗装の細い山道が見つかった。地図を見ながら半信半疑でその山道を進んでいくと、青い国道標識(「おにぎり」と呼ぶらしい。)が忽然と現れて、本当にびっくりした。そのときの驚きを思い返すと、国道マニアになる人の気持ちは分かるような気がする。2014年11月2日付け読売新聞書評欄。

  • 生活に欠かせない道路、こんなに深い世界が広がっていたとは。

  • 面白かった。こんなディープな世界がある事に驚き。
    おかげで、車を運転するときにおにぎりに注目するようになった(笑)。
    四国には酷道439号線があるので、一度は知ってみようかなぁ。

  • おたく度というかガジェット度が半端ない。楽しい。

  • 普段お世話になっていながら詳しく知らなかった国道の様子がよく理解できた。これからは国道標識を良く見よう。

  • 道路地図とグーグルマップを脇に置き、読了。
    酷道ネタ本かと思いきや、道路に関する一般知識も書かれていてためになる。
    長崎行った時に通った国道324号のアーケード国道の写真撮るの忘れたなとちょっと後悔。
    高野山を下る時、ナビは折り返せというのに酷道371号を走り、泣きそうになったことを思い出したけど、まだ甘いんだということを知ってみたり。
    自宅近所を通る飯田街道は名古屋から塩尻まで通っていて、完走は難しそうなので、実家近くの国道25号の名阪国道じゃない旧道酷道を走ってみようかなと思います。

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著者プロフィール

千葉大学法政経学部教授
2012年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。
〔主要業績〕
『「平等」理念と政治――大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義』(吉田書店、2014年)
『公正から問う近代日本史』(編著、吉田書店、2019年)
『公正の遍歴――近代日本の地域と国家』(編著、吉田書店、2022年)

「2026年 『山川健次郎博士遺稿集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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