カフェと日本人 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2014年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062882873

作品紹介・あらすじ

大正・昭和の「カフェー」とAKB48の類似点って? なぜ名古屋人は喫茶好き? 210年前にコーヒーを飲んだ「人気文化人」といえば? 100年以上営業している国内最古の喫茶店はどこ? 「音楽系喫茶」と「特殊喫茶」がたどった経緯とは? あなたにとって「カフェの存在」とは? 日本初の喫茶店から、欲望に応えてきた特殊喫茶、スタバ、いま話題の「サードウェーブ」までの変遷をたどった、日本のカフェ文化論。


大正・昭和の「カフェー」とAKB48の類似点って?
なぜ名古屋人は喫茶好き?
210年前にコーヒーを飲んだ「人気文化人」といえば?
100年以上続く国内最古の喫茶店はどこ?
「音楽系喫茶」と「特殊喫茶」がたどった経緯とは?
「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いは?
あなたにとって「カフェの存在」とは?
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日本初の喫茶店から、欲望に応えてきた特殊喫茶、スタバ、
いま話題の「サードウェーブ」までの変遷をたどった、日本のカフェ文化論。
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【おもな内容】
第1章 カフェの誕生
「日本初」の喫茶店はビリヤードつき/100年以上続く現存最古の喫茶店/戦後に庶民化した「ハイカラな味」/「昭和の喫茶店」と「平成のカフェ」 ほか
第2章 日本独自の進化を遂げたカフェ・喫茶店
文壇バーならぬ文壇カフェ/「談話室滝沢」があった時代/菊池寛も愛用した文化人のサロン/名曲喫茶・シャンソン喫茶・ジャズ喫茶・歌声喫茶・ゴーゴー喫茶/美人喫茶からメイドカフェへ/西からやってきた「ノーパン喫茶」 ほか
第3章 なぜ名古屋人は喫茶好きなのか
始まりは尾張徳川藩の振興策/昭和30~40年代から続く人気店/「一宮モーニング」と「豊橋モーニング」 ほか
第4章 カフェ好きが集まる聖地
シングルオリジンの味わい深さを追求する「バルミュゼット」(仙台)/コロンビアに直営農園を持つ個人店「サザコーヒー」(ひたちなか)/川端康成や池波正太郎に愛された「アンジェラス」(浅草)/ジョン・レノンや柴田錬三郎も利用した「ミカドコーヒー」(軽井沢)/「ご近所のコーヒー店」から進化した「カフェタナカ」(名古屋)/日本有数の温泉地にある「ティールーム・二コル」と飲食専門誌『カフェ&レストラン』編集長が絶賛した「茶房 天井棧敷」(由布院)
第5章 「うちカフェ」という見えざる市場
定着した「コンビニコーヒー」は多様化へ/「無糖」や「健康」を打ち出す缶コーヒー/「サードウェーブは「昭和の喫茶店」そのものだ ほか

みんなの感想まとめ

コーヒー文化の進化と日本人のカフェに対する愛着を深く掘り下げた作品は、明治時代の「カフェー」から現代の「サードウェーブコーヒー」までの歴史を追い、地域ごとの特色あるカフェ文化を紹介しています。さまざま...

感想・レビュー・書評

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  •  コーヒーをめぐるホットな(あるいはクールな)戦いが繰り広げられている。コーヒーチェーン店、ファストフード、コンビニ、缶コーヒーとペットボトル、コーヒーマシーン(例、ネスカフェアンバサダー)など様々な形でコーヒーが飲める時代。コーヒーをエサにして他のものをついでに買うことを想定している業界もあれば、コーヒーこそが売りという業界もある。

     そんなコーヒー界に来年、新たな「黒船」が来襲する。その名は「ブルーボトルコーヒー」。サンフランシスコ発で、「コーヒー界のアップル」と評されるブルーボトルコーヒーが来年、世界進出第1号として東京の右上にある清澄白河に第1号店をオープンする。何でも創業者のジェームズ・フリーマンは日本の喫茶店からインスピレーションを得たそうだ。

     この本では、コーヒーが日本に定着していくプロセス、様々な形で浸透していったカフェ、喫茶店、名古屋の喫茶事情、地方のカフェの状況、「うちカフェ」という新たなスタイルについて紹介している。

     まだまだ衰えるどころか進化(あるいは深化)していくコーヒー文化。いろいろな店や味のコーヒーが出て消費者を楽しませてくれるといいなあ。

     あなたにとって「カフェの存在」とは!?と書かれている。考えてみるとモクモク羊の場合、朝に利用する機会が多い。出勤前の時間を使って読書やメルマガの題材集めなどに活用するために、カフェでコーヒーを飲みながら、というのが多い。店を見ると場所にもよるが朝からTOEICの勉強会を開いていたり、何かの参考書を開いて勉強をしていたり、新聞を広げて読んでいたり、パソコンを開いて仕事をしているなどいろいろだ。まさに「サード・プレイス」といったところだ、

  • 古くは明治時代の「カフェー」から、現代の「サードウェーブコーヒー」まで、日本人とカフェ(喫茶店)との歴史と地域ごとのカフェ文化を追う。取り立ててそんなに目新しい事項はないものの、カフェとは何か、を改めて認識する機会となった。

    ただひとつ。明治時代のいくつかのカフェーでは、女給が組に分かれてそれぞれ売上げを競い、ビール1杯1票の投票権を客が買い、女給の人気投票を行っていたということを知った。日本人て昔から好きなんだな笑
    数百年経って環境は変わり、カフェに求めるものは時代により変遷しつつも根本的な日本人の気質は変わらないということか。

    カフェとは文化である。
    なくても生きていけるけど、人生をより豊かにしてくれる時間と空間である。

  • 『珈琲の世界史』に日本のカフェ文化が世界的にも独特の発展をしたものであると書かれていて、そこに興味をもったのでこちらを読んでみました。

    日本のカフェの歴史、特にドトールやコメダ珈琲などの話はなかなかおもしろかったんですが、著者が経済ジャーナリストということもあってマーケティング視点の語り口がいまいちピントこなかった。

    「スタバがくるまでコーヒーは男性の飲み物だった」とされているけど、えー、そうかなあ。

    歌声喫茶やジャズ喫茶のほか、風俗店としてのノーパン喫茶、インベーダーゲームが置かれていた時代、メイドカフェ、名古屋のモーニングなど、日本のカフェが独自の進化をした話は興味深いんですが、さらっと紹介されているだけなのが物足りない。

    2014年刊行ということもあり、スタバやサードウェーブなども今とは位置付けが少し違うかも。

    後半はカフェ紹介みたいになってしまうのですが、浅草のアンヂェラスは2019年に閉店しています。

    日本のカフェ最盛期は1980年代の15万店(2012年は7万店と半分以下)。
    カフェ単体の話をするなら、ジャック&ベティのダイナーなアメリカン、アニヴェルセルのパリ感、もっとカジュアルにダンキンドーナツなど、ガール文化に与えた影響とか、マクドナルドのコーヒーが泥水みたいだった時代とか、そういう話が個人的には知りたかったなあ。


    以下、引用メモ

    日本国内カフェ店舗数
    1981年 15万4630店
    2012年 7万454店

    6世紀頃 コーヒーの発見
    13世紀頃 イスラム圏に伝わる
    1554年 コンスタンティノープルに「カーヴェハーネ」開店

    1888年 「可否茶館」開店
    店内にはトランプやクリケット、ビリヤード、碁や将棋などの娯楽品を置き、国内外の新聞、書籍も揃え、化粧室やシャワー室まで備えていた。
    可否茶館跡地 上野広小路駅から徒歩3、4分

    1901年 ミルクホール
    1911年 カフェー・パウリスタ

    1925年 名曲喫茶ライオン
    1948年 カフェ・ド・ランブル
    1948年 ミカドコーヒー
    1952年 小川珈琲(京都)

    1964年 喫茶室ルノアール 日本橋に1号店
    1968年 コメダ珈琲
    1970年 珈琲館 神田に1号店
    1972年 カフェ・コロラド
    1980年 ドトール1号店開業
    1986年 カルディ 下高井戸に開店
    1991年 丸山珈琲(長野県)

    1996 年 スターバックス日本上陸
    2013年 セブンイレブン「セブンカフェ」開始

    名曲喫茶 名曲喫茶ライオン
    歌声喫茶 灯
    シャンソン喫茶 銀巴里
    ジャズ喫茶 いーぐる

    美人喫茶、メイドカフェ
    ノーパン喫茶「あべのスキャンダル」

    茶を喫っする(飲む)「喫茶」は奈良時代に始まる
    茶屋の起源は鎌倉時代とされているが、休憩所の「茶屋」ができたのは江戸時代。徳川幕府が五街道を整備して以降。主に日本茶を出していた。

  • □感想
    ・カフェ誕生から時代とともに、形態やトレンドを変え、消費者に受け入れられようと努力してきたカフェ。年収、たばこ、小遣いの数値変化は、1980年〜2010年の30年あまりで大きく変わった事がわかった。

  • [評価]
    ★★★☆☆ 星3つ

    [感想]
    日本の喫茶店・カフェに関する歴史が解説されている。
    日本のカフェは多種多様で名古屋のモーニング文化は特に興味深かった。
    特に第一章で書かれていた震災後のコーヒーのエピソードは心の中が熱くなる思いっだったな。

  • 表面的にコーヒーにまつわる歴史に触れることができる本。

    ドトールは喫茶の大衆化
    スタバは女性ウケ抜群

    ドトールの喫茶業界に与えた影響は結構すごいんだな。
    ドトールは喫煙室があることもあって
    客層・年齢層が広いと思う。
    スタバよりおじ率が高く、
    土地柄もあると思うが商談につながりそうなお話もちらほら耳にする。
    気取らない雰囲気もよき。

    でもスタバでコーヒーを飲む方が圧倒的にリフレッシュできるね!!

  • カフェについて広く浅く知れた。
    「はじめに」が面白かった。

  • まだまだ知らないカフェの世界がたくさんある。
    スタバもマウントレーニアもドトールも星乃珈琲も、自分が知らないことばかりで見方を改めた。
    カフェは何をする場所なのか。
    コーヒーとはどういう存在なのか。
    日本人の所得の変化も併せて、カフェとの付き合い方を考えさせられる。

  • まあまあだった。昔の話とかところどころ頭に入ってこなかった内容もあったけれど、全体的には日本のカフェ事情を広く浅く知れた感じ。なんだかお腹が空いてくるしコーヒーが飲みたくなってくる。

  • カフェ文化、コーヒー文化と日本人の関係を書いているもの。カフェーについてはそれほど触れてないことから歴史面では少し浅いが、日本においてカフェまたは喫茶が独自に、多様的に進化してきたことや、近年のカフェ業界、コーヒー市場の動き、予想や懸念が記載されており、「カフェ学の現代史」みたいな感じ。もう4年も前の本なので現代の状況とまた違っているとは思うが…
    急にサードウェーブなどの単語を出されても…といった感じもあるが、同社から出ている「珈琲の世界史」を読んでおくと気付ける部分が多く、面白いと思う。

    後半では著者の推しカフェがいくつか紹介されている。

  • 20190104

    喫茶店の歴史と現状について
    分かりやすく書かれた書籍は珍しいので面白い。

    しかし、名古屋で喫茶店を経営するのは大変そう。

  • ちょっと思ってたのとは違いましたが…ま、退屈しのぎには良いですかね。
    著者名古屋生まれらしく、名古屋ネタ(名古屋の喫茶店といえばモーニングだし餡トーストだし?)てんこ盛りなんで、地元民はちょっと楽しいかも。
    (あくまでちょっとだけね。新書に多くを求めちゃいかん)
    序文に喫茶店経営業者売上高上位10社(2014年)の表があるのですが、全国ランキングで10位までなら、コーヒー苦手な私でも知ってる所ばかりかなと思えばさにあらずでした。
    後、星乃珈琲ってドトールブランドだったのか…

    装幀 / 中島 英樹

  • 名古屋生まれの著者が、チェーン店から地元に愛されるお店まで色々紹介しています。「なぜ名古屋人は喫茶好きなのか」も語っています。コンビニ・スティック・缶コーヒーもあるので外でも家でも飲める楽しさがあるなと思いました。家で飲む方が安いのは分かっていても好きなお店で飲むことも楽しみたいなと再認識。

  • つまらない。深い考察もないし、比較文化論的な考察もない。日本におけるコーヒー受容の歴史とでも言えるくらいの薄い内容で残念だ。
    『「移動」の未来』の一章の方がコーヒーについて価値のある考察を行なっている。
    コーヒー一杯分のつまみにもならん。

  • あなたにとって「カフェの存在」とは?(帯より)・・・こんな問いかけを大真面目に考えるような人がいるとは思わなかった。朝と夜にはインタントコーヒーを家で飲む私にとっては、確かにコーヒーは好きな飲み物の一つだ。でも、わざわざ外で、店に入って飲もうということは少ない。それでも、街を見渡せば至るところに喫茶店・カフェがある。ちょっとした仲間同士で食事をしたあと、「このあとちょっとコーヒーでも飲む?」なんてわざわざ場所を移すこともあるけど、喫茶店・カフェというのは、何か特別な空間のように、日本人のライフスタイルに入り込んでいるような感じがする。
     この『カフェと日本人』は、現代の日本人にとってコーヒーはどんな役割を担ってきたのか、そして、それを商品として提供してきた喫茶店・カフェは、その歴史の中で、どんな文化を日本の土壌に植え付けてきたのかといったことを、つらつらと綴った一種の文化論である。210年前にコーヒーを飲んだ「人気文化人」は誰か、100年以上続く日本国内最古の喫茶店はどこか、「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いは?そもそも「ブレンド」って何?・・・コーヒー・喫茶店・カフェというものに多角的なアプローチの問いかけで綴られた一書。
     コーヒーやカフェの由来には諸説あるが、6世紀ごろエチオピアで発見され、13世紀末頃に宗教上の理由で禁酒であったイスラム圏で嗜好品として普及し、そして、トルコからヨーロッパへと流れ、コーヒーが飲める店としてカフェが誕生した。日本に伝来したのは1700年前後、江戸時代で、元禄の頃だ。鎖国であった日本で唯一の貿易港窓口であった長崎にオランダ人が伝えたと言われている。この外来文化であるコーヒー、カフェが文化として日本に根付き、独自の発展を遂げている。筆者曰く、「日本のカフェ文化は特定の人物が広げたというよりも各時代の人気店店主の創意工夫で各地に広まった」。カフェの発展のそこには人がいる・・・という関係性が非常に新鮮。単なる飲食で語るものではなく、カフェという場が日本で暮らす生活者にとって、コミュニケーションの場になり、またその時代の流行や生活風俗をも感じられる文化の発信地という場にもなっていることに注目した日本のカフェ文化論である。

  • カフェの歴史 コーヒーの歴史を紐解く一冊


    個人の嗜好の変遷によりカフェの形態の流行は変わっている。

    また、私達のカフェの利用シーンも変化しているが、昔から変わらず愛されるカフェも存在する。

    業界の流動性が大きい中如何に変遷があったか?
    私達とコーヒーのかかわり方を学ぶ

  • 一旦返却

  • 日本でカフェがどのように発展してきたか、どのような形態があるのか、地域性はあるのか、などを俯瞰してみることができる。モーニングはどことでどのように生まれたのか、ビジネスモデルは、など。

  • 25

  • 日本初の喫茶店から、付加価値を提供する特殊喫茶、シアトル系カフェ「スターバックス」の上陸、いま話題の「サードウェーブ」までの変遷をたどり、日本人にとって「カフェ」とはどんな存在なのかをさぐる。

    「カフェ」と言えば、開放的で明るい雰囲気のおしゃれなお店、ミルク感が強くて甘いカフェラテやキャラメルマキアート、さらにはケーキなどのスイーツやワンプレートランチも提供し、若者がライフスタイルの一環として取り入れるような洗練されたイメージがある一方、「昭和の喫茶店」が代表する、男性客が主体で、ブレンドコーヒー、アメリカン、アイスコーヒーが注文のほとんどを占め、情緒的な雰囲気の店もカフェという分類に含まれる。むしろ後者の喫茶店の方が日本のカフェ文化の源流であるが、私はまだカフェの方が身近に感じる。そもそも最近、スターバックスのようなチェーン展開するカフェ店をよく利用するようになったのが、本書を読むきっかけである。いつ店へ行ってもほぼ満席なのだが、本書を読んで喫茶店というものがどれほど日本人の生活に根付いているかが解ったように思う。

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著者プロフィール

たかい・なおゆき 経済ジャーナリスト・経営コンサルタント。1962年名古屋市生まれ。日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を活かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆多数。2007年からカフェ取材も始め、専門誌の連載のほか、放送メディアでも解説を行う。『「解」は己の中にあり』 (講談社)、『なぜ「高くても売れる」のか』 (文藝春秋)、『日本カフェ興亡記』 (日本経済新聞出版社)など著書多数。

「2014年 『カフェと日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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