クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 443
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883092

作品紹介・あらすじ

外国人の素直な目から、ニッポンの奥の深さと可能性を再発見!

花見は「クール!」だけど紅葉狩りは「クール?」
居酒屋は「クール!」だけどカラオケは「クール?」
コスプレは「クール!」だけどゆるキャラは「クール?」
だんだんやみつきになるウォシュレットと風呂。

自動販売機に日本の平和を感じ、宅配便とコンビニに驚愕する。
残業の多い日本のビジネスマンを見て、「日本人は時間に正確じゃない」と発見し、
初対面でいきなり年齢を訊く日本人に憤る。

「子どもと一緒の寝室で寝る問題」「幼い娘と風呂に入る問題」では、各国間で大議論!

今年10年目を迎えるNHK BSの人気番組『cool japan』の司会者として、
世界を旅する演劇人として、人気脚本・演出家が世界の人々と聞いて議論した。
世界の人々が日本を体験して感じた「クール!」と「クール?」と「クレイジー!」
これを知れば、日本がもっと楽しくなる。

【目次】

第一章 外国人の見つけた日本のクールベスト20

第二章 日本人とは?
日本人は泣くのが好き?/日本人はなぜ消臭したがるの? etc.

第三章 日本は世間でできている
定年後のお父さんを笑われてムッとする/恋人も世間で選ぶ etc.

第四章 日本の「おもてなし」はやはりクール!
サービスこそが最大のクール・ジャパン/お一人様サービス大国日本 etc.

第五章 日本食はすごい
日本の「駅弁」はクール!/世界に誇る「umami」 etc.

第六章 世界に誇れるメイド・イン・ジャパン
七年間で一〇億本売れた文房具/絵文字が世界を駆け巡る etc.

第七章 ポップカルチャーはクールか?
アイドル養成カフェは、海外で成功するか?  etc.

第八章 男と女、そして親と子
「男性が女性のためにドアを開けるか」問題 etc.

第九章 東洋と西洋
「食肉用の牛」論争/「分類」か「関係」か etc.

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに大学の授業や専門に関係なく新書を読みました
    お気に入りです。普段 新書を読まない人にも勧めたいです

    日本を見た外国人のリアルな感想が知れます。
    日本と他国の同じ部分、違う部分が見えてきます。

    私の好きな「著者が登場する」シリーズです。新書なので著者の主張が直接書かれるのは当たり前ですが、だとしても主観的な感想(「意味がわかりません」のような)が出てきます。

  • 分析し分類する西洋、包括的な関係をつくる東洋、の話が興味深かった。あと「世間」の話。
    ステレオタイプなイメージを持つのはよくないが、日本・日本人の独自性を理解しておくことは海外の人とやりとりする上で大事なことであると改めて気付かされた。

  • 比較文化や人類学を選択した人なら
    卒論テーマのとっかかりになるであろうテーマが盛りだくさん。
    でも、早いうちに読んで 考え方や文化の違いを念頭に
    大学時代を海外旅行とか
    現地の人とふれあってほしいかなぁ。
    机上の空論にならないために。

    自分は音姫が日本だけ というのを知って排泄時の音を恥ずかしく思うのは
    プライバシーが日本はまず周囲があって そこから個人へとなるのに対し
    西欧はまず個人があって そこから周囲へとつながるという
    考え方の違い と結論づけたけれど

    当時、本作者の世間をテーマにした本を読んでいたら 参考文献として結論までが早かっただろうなぁ。。と切なく思う。。

    第三章 日本は世間でできている
    定年後のお父さんを笑われてムッとする
    が一番印象に残った。
    そうだよなぁ、家庭をないがしろにして 会社や社会に貢献する日本人って 海外の人には謎だろうなぁ。。

    今のコロナも まず会社の業務が滞りなく進むのを最優先にするから出社するんであって。。。

  • NHK番組「COOL JAPAN」から得た見識をまとめた一冊。
    著者自身が司会を務めている番組のため、甚だ説得力のある内容に仕上がっている。

    主に海外の文化や風習を紹介しながら、日本の異質さにも斬り込んでくるあたり、自己の相対化と客観視の重要性が本書の根底にあるテーマと言えよう。

    また、政府の「クールジャパン」事業についても著者なりの論拠が明示されており、2015年の初版とはいえ、2019年の今でも、リアルタイム感覚で読み進めることが出来たのは収穫だった。

    個人的には、長年の疑問が氷解したこともあり、本書への評価は高い。(西洋人がなぜ生まれたばかりの子供を別室に寝かせるのか、という問題について。)

    総じて、日本が凄いというだけの自画自賛本に終わらなかったところに、本書の価値があると思う。

  • NHK.BS1放送『cool japan』の司会者【鴻上尚史】が、日本のク-ル(格好いい・優れている・素敵だ)について、当番組の放送体験と外国人が見たニッポンを語った興味をそそる日本文化論です。生活に溶け込んでいる日本人の風俗・習慣は、外国人から見ると奇異に感じられるもの、合理的と感心されるものなど様々な日本について、自分では気付かなかったものを知る喜びを教えてくれます。外国人の「わび・さび」に寄せる想い、日本食や世間体など傾聴に値する話題が満載の一冊です。

  • 番組解説の要約なれど、さすがにちょくちょく入る論考が素晴らしい。番組だけでは面白さにかまけて、ここまでの情報は得られないかと思う。
    第三章の鴻上理論の一丁目である世間と社会についてもかぶる個所もあるが更新している知見もあり、重要。
    第九章最終項『「分類」か「関係」か』も孫引きだがわかりやすい文化比較論。
     最重要なのが実はエピローグから最後までのポリティカルな発言。クールジャパンを取り巻くまったくクールじゃないもやもやをある程度緩和してくれた。

  • NHKの番組の司会者が書いた 番組出演から得られた経験談
    細かい話が満載。

  • 内容はそう濃くない。単に、「クールジャパン」なものを並べているだけというならその通りなのだが、単に洗浄便座とかアイスコーヒーとかいうだけでなく、いつの間にか日本やアジア、ヨーロッパに人間の考え方、感性の違いにも及ぶ。

    家畜の出荷にセンチメンタルになる日本人を大笑い。
    赤ん坊は生まれたらすぐ別室。

    ま、いろいろあるが、日本人は違いがあると自分に原因があるんじゃないか、変えなきゃ行けないんじゃないかと思いがちなのに、奴らは、自分が間違ってるとは露ほども考えない。
    もちろん日本に来てる人たちだから強い人たちなんだろうけど、なんつか、これまでの世界史とか国際情勢とか、いろいろ考えるところもあった。

  •  NHK-BSの『cool japan(クール・ジャパン)』の司会を2006年から続けている著者が、番組で紹介された日本のクールなものと外国人のさまざまな反応を面白おかしく紹介している。
     ページの大半が番組の再収録のようになっているのは仕方ないのだが、最近よくある「日本再発見!」や「日本人てスゴい!」またはひねくれた自虐史観で終わるのではなく、なぜ外国人から見てそのように見えるのか、なぜ日本人はそのような考え、しきたりを持ち、そのような商品・技術を生み出したのか、章の節々で番組以上に深く考察している。

     読みながら、番組内で著者が驚いたり、首をひねったり、七転八倒している姿を思い出してふと思ったのは、外国にはない日本独特の差別化ポイントを知りたいのではなく、日本とは何かをもっと知るための手段として、外国人の目を借りているだけということだ。
     冷静に考えれば他国にないクールなものはどこの国にも必ずあるはずで、この番組が成立し、なおかつ十年以上も続いているのは「外国から見た日本の姿」に敏感な日本ならではだと感じた。

  • vol.310 クール・ジャパンとは何か?外国人が見たニッポンから知る日本の価値とは?http://www.shirayu.com/news/2015/

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著者プロフィール

鴻上尚史(こうかみ しょうじ)
1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。作家・演出家・映画監督。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。87年『朝日のような夕日をつれて87』で紀伊國屋演劇賞団体賞、’94年『スナフキンの手紙』で岸田國士戯曲賞を受賞。2008年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集「グローブ・ジャングル」では、第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。代表作の著書に『不死身の特攻兵』などがある。2019年9月20日、「AERA.dot」連載で度々SNSで話題となっていた連載、『鴻上尚史のほがらか人生相談』を刊行。

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