「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本 (講談社現代新書)

著者 : 徳永雄一郎
  • 講談社 (2016年1月20日発売)
3.57
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  • 本棚登録 :77
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883498

作品紹介

 1新聞をあまり読まない、見出しに目を通すぐらいになった
 2テレビを見なくなった、見ても笑わない
 3食欲が低下して、好物に箸をつけない
 4休日の外出を嫌がるようになった
 5家でもくつろげず、落ち着かない
 6家族との些細なやり取りにイライラする
 7ちょっと動いただけで疲れたと言う
 8起床時間が遅くなってきた
 9朝の身支度にも時間をかけない……

 以上のポイントに多く当てはまる場合、前うつ状態=脳疲労にあるかもしれません。約1000万人の勤労者が陥っているともいわれる脳疲労。長時間の労働、職場での人間関係からストレスをためこみ、判断力、集中力が低下してしまいます。肉体疲労とちがって、なかなか疲れを実感できないうちに、気づいたら症状は悪化し、うつ病に至るというケースはじつに多くあります。
 全国ではじめてストレスケア病棟を開設した医師が、ストレスの原因、対策を説き、脳疲労という現代日本が抱える病理を描き出します。

「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、脳疲労から来る様々な障害などについて語った一冊。

    当事者としても、そういう人を職場で抱える管理職としても、参考になる一冊。

  • 最近頭が回らない…と感じることが多かったので手に取ってみました。
    「脳疲労」が進むと「うつ」になってしまうそうなので、自分でちゃんとケアすることが大事だと思います。

  • 「脳疲労」といううつ病の前段階に関する新書。
    肉体よりも頭脳の働きが重視される現代において、視覚を中心とする脳の疲労は深刻化しており、うつ病が急激に増加している原因になっている。
    本書では脳疲労の解説に加え、脳疲労を生み出す社会全体の構造や周りの人々の理解不足についても言及している。
    著者はうつ病のリハビリ病棟を経営しており、実際に患者が筆者の元を訪れてから回復するまでの現場の雰囲気が伝わり、たいへん勉強になった。

    また個人的な話だが、私自身(大学4年生)を取り巻く環境がうつ病を誘発しやすい環境であることを再認識させられ、気を付けなければならないと思った。

  • 頭の働きが悪くなった「脳疲労」状態の時に、脳が疲れてるのを自覚して休息を取るのが重要。
    それでも無理して脳を疲れさせると「脳不調」からの「うつ病」に進んでしまう。


    副題に「ストレスケア病棟」とあるから色々な年代や性別の症例を期待したら、働くお父さんに偏っていたし、妻が夫に声をかける時はこんな感じで、という例が書いてあったのは不満。ストレスを感じるのはサラリーマンだけではないし、夫が入院している間にも仕事などをしている家族の様子も知りたかった。

  •  著者が「ストレスが当たり前の社会」と述べているように、ストレスと無縁の人生を送るのは困難な時代となっている。
     
     先週、「世界でいちばん貧しい大統領」と親しまれている前ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏が来日して話題になっていた。ムヒカ氏は、「日本人は本当に幸せなのだろうかと自問した」と述べたそうだが、ストレスの多い現代日本で生きる者として考えさせられる。

     脳疲労がどうして起こるのか、起こった際の対処法、うつ病にかかった時あるいはうつ病を予防する手段などが述べられている。

    ムヒカ氏に関する記事

    http://www.nikkansports.com/general/news/1627544.html

  • 2016年3月新着

  • ストレスがあるのは現代だけなのだろうか?難しい問題です。

  • 鬱病は脳疲労や脳符丁の段階で、頭痛、肩こり、食欲不振、胸の苦しさなど自律神経失調症が起きる。
    鬱病は治療と予防の2点に集約される。

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