仕事の技法 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 259
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883504

作品紹介・あらすじ

相手からの
「言葉以外のメッセージ」を感じ取る
この一つの技法を身につけるだけで
「仕事力」は、圧倒的に高まる。  

ビジネスにおける数多くの修羅場を
くぐり抜けてきた著者が到達した究極の「仕事の技法」、
コミュニケーションの真髄を語る23話。


第一話  すべての分野で役に立つ「仕事の技法」は「深層対話の技法」
第二話 「仕事のできる人」は必ず身につけている「相手の心を感じ取る技法」
第三話 「心配り」や「気配り」の本質は「言葉以外のメッセージ」を感じ取る力
第四話  相手の「真意」や「本音」を感じ取る「深層対話力」
第五話 「言葉以外のメッセージ」こそが相手に伝わってしまう
第六話  本を読んだだけでは掴めない「プロフェッショナルの技法」
第七話 「深層対話の技法」が身につく本の読み方
第八話  多忙な日々の中でも深層対話力を身につける「反省の習慣」
第九話  商談や交渉、会議や会合の直後に必ず行うべき「追体験」
第一〇話 「追体験」において求められる「視点の転換」
第一一話 相手の表情、仕草、動作から感じ取る「言葉以外のメッセージ」
第一二話 優れたプロフェッショナルから学ぶべき「深層対話の視点」
第一三話 「一人での反省」がしばしば陥る「解釈の誤り」
第一四話 究極の「深層対話力」を身につける「深夜の反省日誌」
第一五話 「深夜の反省日誌」において見つめるべきは「自分の心の動き」
第一六話 相手から必ず見抜かれる心の中の「操作主義」
第一七話 「直後の反省会」を効果的にする「場面想定」の技法
第一八話 「場面想定」の習慣で身につく最も実践的な「戦略思考」
第一九話 「無意識に相手に伝えているメッセージ」に気がつく高度な「深層対話の技法」
第二〇話 最も成熟した「深層対話力」は「聞き届け」の技法から
第二一話 すべての仕事において活用すべき「深層対話力」
第二二話 「心理学」を学ぶだけでは決して身につかない「深層対話の技法」
第二三話 「深層対話力」とは極めて切れ味の良い「諸刃の剣」

感想・レビュー・書評

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  • 「深層対話力」。言葉以外のメッセージによる対話であり仕事の技法の根幹、と著者は言う。
    じつはこの本に書かれていることは、自分でも自身の営業の仕事経験のなかで長年かけて会得し実践を心がけていることといってよい。
    したがって、本書にもあるように、「経験を積む」ということが、プロフェッショナルの「仕事の技法」を掴んでいくための大前提だとする主張は大いにうなずける。
    ということは、当然ながら自分で経験したことのない仕事にも、やった人にはわかるがそうでない人にはなかなか見えてこない‘暗黙知’ともいえるノウハウが必ずあるのだ。自分の経験などたかがしれてるのだから、ものごとを広く深く知るために本書にある「『深層対話の技法』が身につく本の読み方」をしっかりと実践していきたいと思った。

    • kiyotchanさん
      なるほど。「深層対話力」ですか。文字通り、奥が深いですね。顕在化していない顧客のニーズを引き出していく高度なコミュニケーションスキルとも言え...
      なるほど。「深層対話力」ですか。文字通り、奥が深いですね。顕在化していない顧客のニーズを引き出していく高度なコミュニケーションスキルとも言えましょうか。私もそういう力を付けたいと思いました。
      2016/02/17
  • ・ 仕事においては相手の「作業」を楽にしたかだけでなく、相手の「心」を楽にしたかを振り返れ
    ・ 商談や交渉、会議や会合において自分が無意識に発している「言葉以外のメッセージ」を振り返れ
    ・ 「仕事の技法」は本や雑誌で知識として学ぶのではなく、日々の経験を通じた「智恵」としてつかめ
    ・ 「追体験」においては「相手の視点」に徹し、「相手の心の動き」を想像せよ
    ・ 自分の中にもうひとりの自分を持ち、様々な自分と対話する。
    ・ 小さなエゴの動きを静かに見つめる自分を持つ
    ・ 己の原則を持っている人間こそが最も柔軟になれる

  • "仕事のできる人の行動、コンピテンシーとはこれだ。
    暗黙知を言語化した本。"

  • 【由来】
    ・hontoで田坂本を検索して。図書館に入ったら速攻で目を通したい。

    【期待したもの】


    【要約】
    ・目的意識を自分の仕事においてきちんと認識して、予習、復習を真面目に継続してやる、ということ。

    【ノート】
    ・今回の注目ポイントは「反省」の具体的な手法や考えかた。きちんと反省しましょうというのはこれまでの著書の中でも書かれているし、「反省」について述べられているものもあるが、それが一番具体的な印象。出し惜しみしてるわけじゃないんだろうけど(笑)。ただ、「仕事の技法」というのであれば「知性を磨く」にあったような、日々の蓄積が持つ力について、もう少し言及があってもよかったような気がする。

    【目次】

  • 久しぶりに田坂広志氏の本を読んだ。
    本書は長らく本棚にあったが読んでいなかった。
    20代のとき、田坂氏の書物を何冊か読んだ。
    時代を見通すような慧眼に驚き、物事の本質を突く洞察力に嫉妬しながら読んだ。
    しかし本書から、そのような衝撃は受けなかった。それは、私が成長したためか、私がサラリーマンではないためかは分からないが、本書から得られるものがなかったわけではない。
    まず、本書は「対話」について書かれている。会話やコミュニケーションではなく、「対話」に注目しているところに田坂氏の鋭さがある。
    LINEゆTwitterなどのおしゃべりは会話である。対話は意見や思想の交流である。相手を尊重し、相手に敬意を持ち、非言語的な思いまで汲み取りながら、成立するのが対話である。
    本書はまさに非言語コミュニケーションとしての対話について書かれている。それを著者は「深層対話」と呼ぶ。
    言語コミュニケーションを表層対話、非言語コミュニケーションを深層対話と呼び、「深層対話の効用」について書かれているが、その矛先は最後に自分に向けなければならない。
    自分の深層との対話を通し、自分の人間性を深めること。その先に得られるのは「深い洞察力」や「鋭い洞察力」である。

  • 表層対話だけでなく、深層対話で仕事を進める。
    「はたらく」とは周りの人の体と心を楽にすること。
    言葉以外のメッセージを感じ取る。
    自分が無意識に発しているメッセージを振り返る。
    情報は知識としてではなく、日々の経験を通じた智恵として掴む。
    走馬灯リーディング、即実践リーディング。
    直後の反省会で追体験し、相手の視点で想像する。
    自分の小さなエゴの動きに留意する。
    複数の自分で反省日誌をつける。
    下段者上段者の力が分からない。
    操作主義は見抜かれる。相手に敬意を持つ。
    事前の場面想定で戦略思考を鍛える。
    戦略的な「行動力」が必要。
    相手の話を聞いている時こそ無言のメッセージを発している。

    相手に深い敬意を持って接する。

  • 目新しい情報はなかった。

    商談では言葉ではなく態度をみる。
    偉そうにプレゼンしたら誰も聞こうとしてくれない。
    商談をしたらすぐに反省会して態度等を振り返る。

  • 仕事のうえで必要な「対話」の技法をまとめた本
    ここでの対話は非常に高度な内容で、言葉以外のやりとりも
    書かれている(ここでは深層対話、と名付けられている)
    役員以上や営業職は、ここまで考えながら仕事をしてる
    のかと考えると脱帽せざるをえない
    内容自体は、著者がまるで講演で喋るような流れとなって
    いるため、非常に読みやすい。

    ●メモ
    ・仕事の技法は知識で得ただけで終わらせず、知恵にする
     (経験する、得た知識を経験に紐づける)
    ・知識を沢山得ても、活用は難しい
     課題をひとつに絞り、知恵となるまでやり続ける
    ・直後の反省会
     企画説明はうまくできたか
     部長の反応はどうだったか
     質問に対しての答えは適切だったか
     あの質問がでてきた背景は何か
     この後、どのような議論が部長たちで行われるか
     
     そういったことを「時間の流れに沿って」行う
      ・会議室へ入る(場所によって表情がみえるか等)
      ・待機
      ・説明
      ・質疑応答
      ・会議室を出る(客の最後の表情)
     自分が何を考えたかではなく、相手がどう考えて
     どういった行動をしたかを中心に行うこと
     反省を即座に行うことで客観的な情報をなるべく入手
    ・事前シミュレーションをしても思った通りに進まない
     ケースは数多く存在する。だが「己の原則を持つ者が
     最も柔軟になれる」その原則を共有することでチーム
     が柔軟に立ち回れる


  • 分かりやすかった。今まで以上に深層対話意識して見ようと思った。

  • 飲み屋で、中年オヤジが部下に自慢話を垂れるレベル。当たり前のことしか言ってない気がする…。

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著者プロフィール

多摩大学大学院教授

「2018年 『深く考える力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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