- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062884457
感想・レビュー・書評
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喫茶店でゆっくりする時に、この本を思い出しながら一杯頂けたらどれだけ幸せだろうか。
「プラセボ効果」とはまた違った、知ることにより美味しさの本質に迫ることが出来るんじゃないだろうか。そんな感覚を与えてくれました。
国ごとや地域ごとに歴史が述べられており、細かかったり前後したりで少々の読み辛さを感じます。
海外の戦争や革命などが関わってくるため、世界史の基本がないと大変で、図や年表などがあればもっと読みやすいかもと思いました。
日本史から短いながら面白くなり、全体的に大変興味深く読むことが出来ました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00248108 -
詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1940.html
「はじめに」を読んだだけで、面白そうな予感!
身近に飲んでいるコーヒーなのに、知らないことがいっぱい、驚きの本です。
一番興味深かったのは、北アフリカと中近東の歴史です。 -
カフェがメインの小説を読破していくうちに、ふと、コーヒーの歴史について気になり、この本にたどり着きました。
コーヒーという嗜好品から背景の歴史を見る。
この厚みでこの内容。くどくもなく読みやすくて良かったです。もう何回か読み返して頭にいれます。
ゲイシャ。最近の新種。どっかで聞いたことがある名前だなあと思ったら、ドラマ『遺留捜査』でした!! -
なかなか頭に入ってこない勉強
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☆R05-02-00ゆる言語学ラジオで味を表現する難しさのトピックス
☆EVERNOTE登録済
☆今後、オスマン帝国・トルコの歴史をまとめること/高いコーヒー豆=美味しいではないことを分かった上で購入すること/コーヒーを飲むことは特別(お茶ココア他のジュースとは歴史的に意味合いが違う→R050322Wed子供と一緒にスタバで語りたい) -
コーヒーの世界史
イギリスはコーヒー先進国で紅茶よりも早くに流行していた。1650年ごろ。
オランダやフランスの植民地栽培に出遅れて、コーヒーの仕入れが割高になったこともあり、紅茶にシフトした。 -
一言結論:コーヒーの歴史の教科書。コーヒーを学問と捉えるならぜひ読むべきですが、コーヒーの味が好きなだけなら雑学以上にはならないかもしれません。
感想:コーヒーとはそもそもどんな起源があり、今に至るまでどんな変遷があったのか全てまとまっています。著者のリサーチと情熱に驚かされます。
読んでいて感じたことは、人間は自分のあるいは自国の欲望を遂げるため何の商材でも利用するのだなあということです。コーヒーも例に漏れず、飲む人が多くなる=仮想的な通貨のように扱われていく様子が描かれています。世界史とは人間の醜さの歴史であると改めて認識した次第でした。とは言え他では得られない粒度の貴重な情報であることは間違いありません。
個人的にはコーヒーの歴史と言うより人間活動の歴史という印象でしたのでそこまで興味が持続しませんでしたが、コーヒーが好きすぎて成り立ちも全て知っておきたい!という人には決定版のような本になり得るのではないでしょうか。 -
コーヒーは、戦前は奴隷や植民地住民、戦後は発展途上国の住民から、労働力を搾取して生産されてきた、とあるけどどうしてなのだろう。それだけ、コーヒーの地位が低かったということか。ビジネスとしてしかみられなかったからか。今の日本は恵まれてるけど、それもつい最近。歴史に翻弄されてきたコーヒー。コーヒーの味わい深さを感じる。
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コーヒーを主人公とした、世界の移り変わりを見ることができた。
今ではネットで意見の交流ができるが、それがない時代、コーヒーの存在と場所によって、集う場所になっていた話が面白かった。
今飲んでいるコーヒーも、より美味しく感じてくるだろう。