保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書)

  • 講談社 (2017年12月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062884556

作品紹介・あらすじ

世界恐慌や世界戦争の危機が見込まれる現在、政治や文化に関する能力を国民は身につける必要がある!そして、良き保守思想の発達した国家でなければ良き軍隊をもつことはできない、と老師・ニシベは我々日本人に警告をする。アリストテレス、マキャベッリ、ガンディ、チェスタトン、福沢諭吉、中江兆民など古今東西の巨人の叡智から戦後日本の政治・経済政策まで、保守思想の真実を語り尽くす大思想家・ニシベ最期の書。


保守は右翼とは大いに違う。
世界の思想史を紐解きつつ、混迷を深める
世界の政治情勢と向き合うために
日本が抱える諸問題への老師からの鋭い提言の書。

【本書での老師・西部の主張は以下の13項目である】
1・日本の核武装―是非もなく
2・天皇譲位―俗世は口幅を狭くせよ
3・立憲主義―悪報は法に非ず
4・領土―施政権と不可分と知れ
5・国連―屁の突っ張りにもならず
6・日米同盟―「51番目のアメリカ州」にしてもらえるはずがない
7・反左翼は言うに及ばず左翼も右翼も――人が馬鹿になる早道
8・テロリズム―それと戦争の区別などは不可能
9・資本主義―文明の砂漠に咲く「拝金とイノヴェーション」の毒花
10・民主主義―文明の砂漠に吹く「人気とスキャンダル」の砂塵
11・宗教―詐欺が人間精神に必然とはこれいかに
12・社会科学―エッセイ以上のものと詐称する専門人ども
13・自裁―それを生きいきとなすのが人生の締め括り方

【本書の章構成】
第一章 文明に霜が下り雪が降るとき
第二章 民主主義は白魔術
第三章 貨幣は「戦さの女神」
第四章 「シジフォス」の営みは国家においてこそ

【サブタイトルの「紊乱論」の意味を知りたい方へ】
著者の本文からのその主旨を抜粋する。
「 紊乱とは「文がもつれた糸のように乱れる」状態を指す。文が明ではなく暗に近づいているのだとすれば、高度文明などという表現すらが虚しくなる。だが、我が身それ自体の老酔狂という紊乱にあっては、文暗のあとに何がやってくるのか、予測も予想も想像もつかない。というより「文暗の深刻化が止めどなく進行するのであろう」と漠然と思うだけのことである。
 これを絶望の境地といえばそういえなくもないが、「絶望するものの数が増えることだけが希望である」(J・オルテガ)と考えるならば、これから述べ立てる紊乱論も希望の書といえなくもない。」

みんなの感想まとめ

政治や文化についての深い考察が展開され、保守思想の本質に迫る一冊です。著者は、アリストテレスやマキャベッリなどの歴史的思想家の知恵を引き合いに出しながら、現代日本が抱える問題に対して鋭い提言を行います...

感想・レビュー・書評

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  • モダンの訳語は近代的ではなく、「模流」である。明治維新後、日本は西欧を模倣し、社会を築いてきた。それが特に戦後さらに社会に表面化し、ここ30年に至ってはマスメンたちが流されるままに社会を変革してきた。理想を求めれば格差や軋轢が生じ、現実主義ばかりでは自由や権理が埋没する。その間には平衡が必要であり、活力、公正、節度、良識の観念をその国家の伝統から導き、その具体化について状況の中で試行錯誤しながら吟味することが要求される。
    私はここ30年程度の状況しか見ていない世代であり、戦後の時代の流れを一部しか実感できてはいない。しかし、リーマンショック後、日本以外では行き過ぎたグローバリズムを抑制する動きがある中で、この国ではその中でも構造改革を推進し、国民が結果的にそれを支持している。少数の意見は排除され、無関心が慣習となり、多数者の専制が行われている。オルテガが言うように「絶望するものの数が増えることだけが希望である」のかもしれないが、国家や政治について議論をするのがタブー化している状況では先は明るくない。
    さて、相変わらず著者の記述にはカタカナ語も多く読むのに苦労するが、著者が生きていれば、このコロナ禍やウクライナの状況をどう評論していただろうか。世の中の状況を的確に厳しく評論する人が少なくなっている中で惜しい人を亡くしたものである。
    本書の中で、著者と私の意見が異なるものの1つで、核武装論を著者は唱えているが、勿論その議論はあって然るべきだが、核保有が周辺国への抑止力に果たして繋がるのだろうか。核があろうがなかろうが、国家として侵略や武器の使用は起こりえるし、核を含めて国家の防衛、安全保障全体、そして現憲法を議論し、考える。その環境をまずを整えなければならないと感じる。

  • 西部邁という人物と保守という概念を改めて理解したく読んだ。保守とは何かというより過去から現代まで人間がどのように物事を捉え、思想や価値観への意味づけを行って来たかが、とてもその流れを把握しての解説書と行った感じだった。
    長寿を考える時、それは生き方と死に方を考えるということとのメッセージが刺さった。

  •  最期の書ということで注目を集める本だと思うが、実際に読んでみるとそれまでの主張をコンパクトにまとめた良書だという感想を持った。文明論、右翼と左翼、民主主義、ポピュ「ラ」リズムなどといった概念を整理し掘り下げながら議論が展開されてゆく。

     システミズムにからめとられ人間性を喪失する時代に対する警鐘は、今ようやく注目を集めているように思う。それは「どう生きるか」という問いを提起する本が流行したことが象徴していると私は思う。それに対する述者の考えは「歴史のもたらした制度の中で生きる人間は、制度による人間の本来性への抑圧を進んで引き受けてみせる度量がなければならない (p. 218)」と書かれていてにべもない。結局答えはないのだが、明らかに間違っているものだけは教えてくれるから、受け継いで思索するには大いに役立つだろうと思う。

  • アメリカ人に同胞が大量に撃たれ、空襲で一般市民たちが焼かれたことを考えると、感情ではなく、アメリカのやり口には一定の批判精神、マナーとしての反米を絶やさずに持ち続けたい。p.96 西部邁(にしべ・すすむ)『反米という作法』2002

    左翼とは自由・平等・友愛・合理という価値に強く執着し、根本から疑うことを絶対にしない類の思想のこと。左翼にとって現実とは変革にたいする制約条件であり、旧体制の維持がその目的になることはない。▼「反政府」と「反国家」は同じではない。西部邁『どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由』2013

    新自由主義を支持する人は保守ではない。普遍的な原則に基づく画一的でグローバルな世界よりも、国民国家から構成されるモザイク状のインターナショナルな世界の方がいい。▼アメリカ(ブッシュ政権)は各国の歴史や多様性を顧みずに、原理原則(自由や民主主義)を世界に画一的に広めようとしている。▼現行憲法は「普遍的」人権を謳っているにもかかわらず、最貧国の人々の生活は保障していない。そんなことをすれば、国家自体が成り立たない。だから普遍的人権は空文に等しい。理性だけで現実の世界を設計することはできない。▼ルソーの一般意志・マルクス主義・新自由主義はいずれも合理主義に基づいた改造であり、秩序を破壊するもの。中野剛志『保守とは何だろうか』2013 ★4

    松下政経塾。人間社会の複雑さや歴史の継続を軽視、技術知の適用で問題が解決できると考える傾向。p.31 中島岳志『リベラル保守宣言』2015 ★4

    冷戦は競争的・自由主義的な進歩主義アメリカと、計画的・平等主義の進歩主義ソ連の対立だった。どちらも進歩主義。佐伯啓思さえき・けいし『保守のゆくえ』2018

    *****************
    西部邁『思想の英雄たち』★3
    佐伯啓思『日本の愛国心』★3
    中島岳志『NHK「100分de名著」ブックス オルテガ 大衆の反逆』★4

  • 第47回アワヒニビブリオバトル「平成」で発表された本です。
    2019.01.08

  • 西部氏の最後の本である。まるで遺書のようでもある。筆者ではなく述者と自らをよんでいる口述による本である。とは言え、かつては『朝まで生テレビ』や佐高信氏との番組(番組名は忘れた)など、話すことが達者な方で、昔見たテレビでの語り口を思い出す。
    言葉の豊富な方なのだが、やたらカタカナが多い方で、テレビでもテロップが出ていた記憶がある。本書も()だらけで、文章としては最悪。
    安倍晋三氏を評して「陋習とそうでないものを峻別しながら伝統を守るのが保守。故に保守ではない」といったそうだが、カタカナで話す西部氏に陋習な知識人を感じる。でも、米国大好きの安倍晋三氏が日本国憲法をGHQ憲法だというのは、岸・鳩山の陋習であると思うので、西部氏の指摘もあながち間違えではない。
    〇〇イムズで語ることが好きな人だったのだな。と思うのが読後感である。だけど何が言いたいのかさっぱりわからない。要はエドマンド・バークのように悪し平等は嫌いだといいたいのか。現代人が馬鹿だとののしりたいのか。知識の豊富さには頭が下がるが、西部氏の言う「矛盾に切り込む文学のセンス」も「矛盾に振り回されない歴史のコモセンス」もまるで感じませんでした。
    今、西部氏を偲ぶのは、むかしテレビで見た一瞬のひらめきのような言葉と、ふてぶてしいお顔です。
    ご冥福をお祈りいたします。

  • BSフジのプライムニュースに出演していたことから著者を知る。圧倒的な知識量と思考に感銘。自死を選択した方だがもっとテレビで直接話を聞きたかった。

  • 2018年1月に自死した著者の最後の書籍。

    もう全部読む気になれず。
    後半の死生観と
    後書きは悲しかったな。

    享年78
    弟子に自死を手伝わせて、その2人は自殺幇助で逮捕されてしまう。

    どうやって人生の幕を閉じれば良いのかねえ。

  • 2018年1月にみずから死をえらんだ保守思想家が、最後の思索を語っている本です。

    本書の最後には著者の死生観が述べられており、どのような考えにもとづいて自裁という道をえらんだのかということをうかがうことができます。

    『人間論』(PHP文庫)や『知性の構造』(ハルキ文庫)といった著作でも語られているように、著者の保守思想は日本の特殊性に依拠するものではなく、むしろ人間の普遍的な知性についての理解にもとづくものだといえるでしょう。本書でも、「TEAMの構造」と呼ばれる知性の「言語論的な構図」が普遍的なものとして示されたうえで、現代日本に特有の偏差を明らかにし、そのことがヨーロッパにおいては存在している「近代」に対する健全な懐疑をうしなわせているという指摘がなされています。著者の「解釈学的転回」についての理解は問題を含んでいるといわざるをえないように思いますが、その思想の核心は本書において明快に示されているといってよいと思います。

    ところで、本書のサブタイトルは「老酔狂で語る文明の紊乱」となっていますが、著者は本書のような議論が現代の日本において受け入れられないことを知りつつ、言っておくべきことは言っておかなければならないという決意で、その最後の思索を語っているように思われます。著者は、かつて硬直化した旧来の左翼の言説を舌鋒鋭く批判していましたが、東側世界の崩壊とともに左翼が衰退し、アメリカ由来のグローバリズムがこの国を席捲し、みずからの信じる保守思想を押し流していくこと深い絶望をいだいていたのかもしれません。

  • 繰り出される外来語、専門語の数々に戸惑うばかりである。そして、そこから読み取ったのは述者のこの国の現状に対する憂いであった。
    それにしても、この書がすべて口述筆記であるということにただただ頭が下がる。
    それにしてもニシベさん。われわれはこの先、一体どうすれば良いのでしょうか…。

  • 時代を象徴する長文の遺書。

    読み始めて思いました・・・
    「これは絶筆宣言だよね。それを新書で出すとは・・・」
    否、多くの読み手を考えて(私のような貧乏人も居る)
    敢えて新書版として出されておるのだ・・・等と。
    気合の入り方が違うがな・・・当初より自死を予定していらっしゃいますがな・・・
    手書きがもう出来ない、西部先生の選んだ必然なのやも等と
    市井の末席を汚す阿呆は思うわけです。
    同時に己の阿呆さ加減にも嘆く始末ですよ。
    もうちっと考えが及ばんのかいなと。

  • 保守とはそもそも何を守るのか?といった本源的な事がなおざりにされて言葉だけが先行し、いわば都合よく使われている現状を明確に指摘しながら我国に通低している軽薄さがどうした変遷を遂げて今に至っているかを示してくれている。著者が示す言葉には元来有している意味があり、それを元来に意味で使うべく主張する側としての著者が疎んじられつつあった事が何に起因しているかが終始語られており、著者はそれを改める事への期待を放棄すると共に自死を選択した経緯が詳細に語られており、胸が詰まる思いがした。

  • 結局、難解なので読み飛ばした。何となく言っていることは解るんだけど、平易な言葉で語って欲しかった。

  • 読了。
    2018年1月21日、多摩川で自裁死を遂げた西部邁氏最後の著作。氏が討論などで喋っている様子は何度も目にしてきたのだが、その著書を手にするのは今回が初めて。
    言葉というか単語(特に外来語)に関して、恐らく氏は独特の拘りがあり、都度その語源まで掘り下げる事による異様なまでの注釈の多さは、読者にかなりの忍耐を強いる。
    其処には明治維新以降の外来語に対する意図的若しくは意図せざる誤訳と、その背景にある外来の文化/思想/制度に盲従する日本の姿勢に対する批判が少なからず含まれているように感じた。

    ”バランス(平衡)とは、矛盾せる両方向への姿勢をそれぞれ最高度に保ちつつ、その間に生じる緊張を巧みに乗り越えていくということにほかならない。
    ここで「巧み」というのは両者を総合する言葉と行為を新たに作り出していくという意味で、過去への想像力と未来への創造力とを結びつけようとする努力のことを指す。
    もちろんのことだが過去と未来とは同じではないのだから、伝統の英知なるものが今現在において具体的に確定されるわけではない。
    今というシチュエーション(状況)のなかで、時と所と場合に応じてその英知を具体的に判断し、決断し、実行していくのが保守思想の立場である。"

    つまり、「平衡の知恵」を「伝統」をもとに生み出すのが保守思想の神髄であり、アメリカに追随することをもって保守とみなすなど、噴飯物というしかない、と。

    一冊読んで氏の思想を云々する事など到底出来ないのだが、初めて手にしたのが思想的遺言と言うべきものだったことは何とも悔やまれる。

  • 日本保守思想界の重鎮。最期の著作となった。Tokyo MX系列の言論番組は大学時代に観ていた唯一少ない番組だ。

    「バランスとは、矛盾せる両方向への姿勢をそれぞれ最高度に保ちつつ、その間に生じる緊張を巧みに乗り越えていくということにほかならない。ここで「巧み」というのは両者を総合する言葉と行為を新たに作り出していくという意味で、過去への創造力と未来への創造力とを結びつけようとする努力のことを指す。」

    世の中白か黒かではなく、常に柔軟に判断して、グレーを作り出す或いは認める姿勢が非常に大事であるというのは非常に共感できる考えだ。

    先日自殺したという話を聞き、本書にて彼の「自裁死」への思想を知った。何を思って自殺に至ったのかがはっきり分かる文章で、感心すると同時に「ここまでブレないというのはある意味危険な人だな。」という思いを持たずにはいられなかった。

  • 私自身、『大衆への反逆』を読んだ学生時代以来、『ソシオ・エコノミクス』など西部邁さんの著作に親しんできた。 テレビによく登場するようになってからは少し遠ざかったが、明晰で力強い語り口ははっきりと印象に残っている。

    社会科学、なかでも経済学を通して社会を見つめてきたわけだが、なんとでも立論できる社会科学の怪しげで「チャチな」モデル設計には一貫して否定的な態度をとってきた。 また、テクノロジーの進展がそもそも人間に何をもたらすのか、それはロボット化でありサイボーグ化であることへの警鐘も鳴らし続けてきた。 つまりは怪しげな言説がまかり通り、そして人間が衰退していく現代大衆社会の行きつく先を悲観をもってとらえていた。世間にさまざまな「神話」が流布される中、西部さんの言葉を振り返り、現実を見て、神話を疑ってみることが大切ではないか。

    また、自身は去る1月21日に多摩川で入水自殺され、この著作が最後の語りとなった。 今般の自裁死に関しては何も言うことがないが、体調なども思わしくないなかで「自分で決める」という態度を貫いた結果かと思う。

  • 18/01/27。

  •  
    ── 西部 邁《保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 20171213 講談社現代新書》……
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4062884550
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19970101 朝の生夢 ~ 夢まで生テレビ ~
     西部 邁 経済学 19390315 北海道 東京 20180121 78 /多摩川入水
    /元東京大学教養学部教授《表現者》顧問/Nishibe, Susumu
    ── 《朝まで生テレビ 19961231-19970101 01:00-05:55 TV朝日》
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/955025065774481408
     
     私の死亡記事 秀明大学教授/《発言者》編集者~朝まで生テレビ
     多摩川で入水自殺 78歳、遺書残し 毎日新聞
     Ex libris Web Library;西部 邁 2018011 鈴木 英生・撮影
     
     20180121 午前7時ごろ、東京都大田区田園調布5の多摩川で、世田
    谷区の評論家、西部 邁(にしべ・すすむ)さん(78)が倒れて浮かん
    でいるのを、「父が河原から飛び込んだ」との110番で駆け付けた警
    視庁田園調布署員が発見した。西部さんは意識がなく、搬送先の病院で
    死亡が確認された。
     
     同署によると、通報者は西部さんの長男(48)で、西部さんが自宅か
    らいなくなったため、同日未明に警視庁に捜索願を出すとともに、行方
    を捜していたという。身元は長男が確認した。
     西部さんに目立った外傷はなく、現場付近には遺書とみられるメモが
    残されていたことなどから、自殺とみて調べている。
     
     ◇
     
     保守派の論客として知られた経済学者の西部さんは北海道長万部町生
    まれ。東大大学院修了。1960年日米安保反対闘争の先頭に立つが、最終
    的に左翼と決別した。
     米英に留学し、横浜国大助教授などを経て東大教授。大衆社会批判、
    対米追従批判を軸に、幅広い評論活動を開始する。英国の思想家
    エドマンド・バーク流の保守主義者として不完全な人間の現実を見つめ、
    歴史的な慣習とそこから導かれる伝統の意義を説いた。
     1988年、人事をめぐる対立を機に東大を辞職。秀明大学頭などを務め
    る傍ら、1994から「真正保守」をうたう月刊誌「発言者」(後に「表現
    者」)の主幹として、雑誌名を冠した私塾を開く。討論番組「朝まで生
    テレビ」などに出演。サントリー学芸賞の選考委員も務め、2010-13年
    には毎日新聞「異論反論」欄を他の執筆者と共に担当した。
    「経済倫理学序説」(吉野 作造賞)、「生まじめな戯れ」(サントリー
    学芸賞)、「サンチョ・キホーテの旅」(芸術選奨文部科学大臣賞)の
    ほか「大衆への反逆」「六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー」な
    ど著書多数。【稲垣 衆史、鈴木 英生】
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000044-mai-soci
     
    (20180121)
     

  • 東2法経図・開架 B1/2/2455/K

  • 311.4||Ni

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著者プロフィール

西部邁(にしべ・すすむ)
評論家。横浜国立大学助教授、東京大学教授、放送大学客員教授、鈴鹿国際大学客員教授、秀明大学学頭を歴任。雑誌「表現者」顧問。1983年『経済倫理学序説』で吉野作造賞、84年『気まぐれな戯れ』でサントリー学芸賞、92年評論活動により正論大賞、2010年『サンチョ・キホーテの旅』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『ソシオ・エコノミクス』『大衆への反逆』『知性の構造』『友情』『ケインズ』など著書多数。

「2012年 『西部邁の経済思想入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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