文学概論 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2008年10月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062900294

作品紹介・あらすじ

言葉とは何か。吉田文学の成熟を示す名評論 言葉のはたらきは、精神を解放する。文学とは何かをめぐって、古今東西、はるかな時空を超えて自在に説く、吉田文学晩年の豊饒を告げる知られざる傑作評論集。

感想・レビュー・書評

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  • ものすごく視野の広い、それから、何と形容したらいいのか、すごく「活きのいい」(?)文学論。ぴちぴちしている。

    文学というのはそもそも言葉を扱ったもので、言葉は人間そのものであるから、つまり文学は人間に関する全般を扱ったものだ。だから小説であれ、科学論文であれ、エッセイであれ、広告文であれ何であれ、そこで用いられている言葉に人間が感じられなければ文学ではない、という信念が軸としてあるらしい。とくに複雑なことは書かれていないけれどもかなり説得力がある。

    そうすると小気味よいのは、アヴァンギャルドとか方法性を謳った文学でさえ、そこで用いられている言葉に人間が感じられなければ意味がない、ということ。

    「散文」の章の最後だったか、孫悟空の喩えが挙げられていたが、孫悟空が越えられない如来の指って、吉田健一の指じゃないの?

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著者プロフィール

1950年生まれ
出生地 和歌山県東牟婁郡串本町大島
大阪芸術大学卒業
投稿詩誌等:大学同人誌「尖峰」「詩芸術」「PANDORA」
      わかやま詩人会議「青い風」

「2022年 『砂宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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