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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062900799
作品紹介・あらすじ
口承文芸の精華・ユーカラを生み出したアイヌ民族は、近代以降、文化や言葉を抑圧され、長く沈黙を強いられた。そんな中から、神謡の日本語訳に若い命を燃やした知里幸恵、短歌にアイヌの苦悩と誇りを籠めたバチェラー八重子や違星北斗、民族と自己のアイデンティティを追求した鳩沢佐美夫、アイヌ語の弔詞に民族の世界観を凝縮した萱野茂などが現れた。現代アイヌ文学を代表する九人の作品を精選する画期的なアンソロジー。
感想・レビュー・書評
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解説:川村湊、林芳郎
『アイヌ神謡集』序(知里幸恵)◆梟の神の自ら歌った謡(知里幸恵)◆日記(抄)(知里幸恵)◆和人は舟を食う(知里真志保)◆おば金成マツのこと(知里真志保)◆若きウタリに(抄)(バチェラー八重子)◆私の短歌(違星北斗)◆俳句(違星北斗)◆原始林(抄)(森竹竹市)◆レラコラチ(抄)(森竹竹市)◆証しの空文(鳩沢佐美夫)◆言葉の源泉を訪ねて(山本多助)◆母のこと(貝澤正)◆「旧土人学校」に学んで(貝澤正)◆イヨイタッコテアペサムタ(萱野茂)◆イヨイタッコテポネサムタ(萱野茂)◆樹木と共に(萱野茂)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不勉強なもので、知里幸恵さんの文章をはじめて読んだ。
彼女の「若さ」なのか「感性」なのか、とても繊細で、すごくつたわってくるものがあった。
遅ればせながら、日記をさがして青空文庫で読んだ。
私はもう、にぶくなった30過ぎのおばちゃんになっちゃったけど、10代の自分に読ませたいな、と思った。
川村先生、いいきっかけありがとうよ~!
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