流域へ 上 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062900805

作品紹介・あらすじ

共産党一党独裁が終焉を迎えつつあった一九八九年夏のソ連、在日朝鮮人の小説家・林春洙とルポライター・姜昌鎬は中央アジアを当局の招待で旅している。スターリン体制下の一九三七年、極東沿海州を追われ中央アジアに強制移住させられた「高麗人」たちを訪ねるのが目的である。二人は故国喪失者の哀切の日々を知る-日本語文学として、世界的視野での表現への挑戦が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 大学の授業で扱うので、半ば強制的に読了。
    とりあえず、テーマが難しい。「在日」について書かれた作品。特にヨーロッパに住む在日朝鮮人との交流の中で、歴史的背景を交えながら書かれている。イマイチイメージがつかないこともしばしばだった。ただ、南北朝鮮問題に関しては日頃から興味があったので、それに関してはすごい興味深く読めた。

    やっぱり授業が絡むと面白くは読めないな…。

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著者プロフィール

1935年樺太(サハリン)・真岡生まれ、早稲田大学露文科卒。小説「またふたたびの道」にて群像新人文学賞を受賞。その後、「砧をうつ女」で芥川賞を、「百年の旅人たち」で野間文芸賞を受賞。他の著書に、「伽椰子のために」「見果てぬ夢1~5」「サハリンへの旅」「流域へ」「四季」などがある。

「2020年 『地上生活者 第6部 最後の試み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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