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Amazon.co.jp ・本 (306ページ) / ISBN・EAN: 9784062900881
みんなの感想まとめ
文学と大衆小説の境界を鋭く問い直すこの書は、過去の文芸評論がどのように形成され、変化してきたかを示しています。著者は、純文学と大衆文学の対立構造を明確にしつつ、当時の文壇における批評のあり方を振り返り...
感想・レビュー・書評
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文学
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130526 中央図書館
スタンダールに傾倒していた仏文系知性派の作家・評論家、大岡による連載文芸評論が書籍化されたもの。50年前、日米安保改定の頃だ。1909年生まれの大岡も知命を越えた頃の年齢であり、自信が漲った筆である。
当時は、このような純文学方面の権威が、大衆小説や推理小説を「批判」する文芸評論があったということが、21世紀の今日からみると「ずいぶん昔のことだな」と感じさせる。純文学という言葉が既に死語であろうし。
井上靖の『蒼き狼』を、歴史的表現の見てくれの下に、作者のご都合モチーフで史実を改竄する通俗小説であると痛烈に批判し、深沢七郎の『風流夢譚』、松本清張の一連の作品を、大岡自身は楽しく読んでいたのかもしれないが、少なくとも文学とは認めない。しかし、今やこういう文芸評論自体が出版社の商品として成立することは無いだろう。 -
100718朝日新聞書評
歴史小説と作者の恣意について
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