使徒的人間──カール・バルト (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062901604

作品紹介・あらすじ

理性への信頼に基づく近代主義、あるいは人間中心主義を根底とした自由主義神学の内部から、それを打ち破るかのように登場したカール・バルト。神学を人間学へと解消する潮流に抗し、キリストと行動をともにした使徒によるドキュメントとして聖書をとらえ、神の言葉と啓示がもつ直接性の復活を果たす。使徒という存在に近代の超克を読みとり、来るべき人間として思想と文学の起点にすえる、画期的な長篇評論。

感想・レビュー・書評

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  • 解説:佐藤優
    発見◆衝動◆境界◆接線◆言葉◆死◆宗教的人間◆自由◆自然神学◆追思考◆告白◆原歴史◆ユダヤ人◆引き渡し◆虚無的なもの◆創造◆天使論◆倫理◆和解◆虚空

  • バルト神学の入門書。1916年の転換から1968年の死に至るまでのカール・バルトの牧師、神学者としての軌跡を追いつつ、彼の神学の本質に迫ろうとした長編評論。もちろん、この本の著者富岡幸一郎の解釈のフィルターを通してなのだが、バルトがいかにそれ以前(特に19世紀以降の自由主義神学)の神学とは決定的に反対の方向に立っていたことがよくわかる。すなわち、人間の実存(それは神の死にほかならない)の側からの神と人の結びつきではなく、あくまでも神の側にこそ主体を置くのがバルト神学の画期的かつ本源的な立脚点だった。

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著者プロフィール

とみおか・こういちろう
一九五七年東京都生まれ。文芸評論家、関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。一九七九年、「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」で第二二回群像新人文学賞評論優秀作受賞。西部邁の個人誌「発言者」と後継誌「表現者」に参加し、「表現者」編集長を務める。『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』『使徒的人間 カール・バルト』『天皇論 江藤淳と三島由紀夫』『古井由吉論 文学の衝撃力』ほか著書多数。

「2021年 『危機の日本史 近代日本150年を読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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