斎藤茂吉ノート (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2012年7月11日発売)
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784062901666

作品紹介・あらすじ

茂吉の短歌と人間と全力で格闘した不朽の名作。
太平洋戦争下に書きつがれた第一級の文学評論にして、感動的な「抵抗」の書でもある。

※本書は『斎藤茂吉ノオト』新版(筑摩書房、1943年刊。初版は1941年)に『中野重治選集7』(筑摩書房、1948年刊)の「はしがき」を加えたもので、『斎藤茂吉ノート』(ちくま学芸文庫、1995年刊)を底本といたしました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み


  • 中野重治 斎藤茂吉 ノート

    文芸評論。著者のことも、斎藤茂吉の歌も知らずに読んだが、戦争下の芸術論争も垣間見えて面白かった。「赤光」は読んでみようと思う

    短歌写生の説「実相観入に縁って生を写す」は とても参考になった

    短歌写生の説を意識しながら、短歌を読むと
    *自然描写より人間描写
    *視覚より音感
    *哲学的で感情的
    *定型の中の言葉のうまさ
    *政治や戦争の意識 などを感じる

    構成上、歌の索引がないのが残念。他者の評論が多くて、著者の主張も拾いづらい



    実相観入に縁って生を写す
    *実相観入は写生の目的のための手段〜写生とは生命を表現すること
    *実相に観入して自然、自己一元の生を写す
    *写生は生命を写すこと

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

中野重治

一九〇二(明治三五)年、福井県生まれ。小説家、評論家、詩人。第四高等学校を経て東京帝国大学独文科卒業。在学中に堀辰雄、窪川鶴次郎らと詩誌『驢馬』を創刊。日本プロレタリア芸術連盟やナップに参加。三一年日本共産党に入党するが、のちに転向。小説「村の家」「歌のわかれ」「空想家とシナリオ」を発表。戦後、新日本文学会を結成。四五年に再入党し、四七年から五〇年、参議院議員として活動。六四年に党の方針と対立して除名された。七九(昭和五四)年没。主な作品に『むらぎも』(毎日出版文化賞)、『梨の花』(読売文学賞)、『甲乙丙丁』(野間文芸賞)、『中野重治詩集』などのほかに、『定本中野重治全集』(全二八巻)がある。

「2021年 『歌のわかれ・五勺の酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中野重治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×