本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062901727
作品紹介・あらすじ
酒を浴びるように飲み、大正から昭和へと文学とともに短い人生を駆け抜けていった葛西善蔵は、周囲の人間を犠牲にしつつも常に人と密着して生きていかねばならぬ存在であった。表題作はじめ、「呪われた手」「浮浪」「不良児」など、家族と関わりながら、熱情をもって書きあげた十八篇を時間の移り変わりとともに編纂した作品集。
感想・レビュー・書評
-
放浪、離散、借金、酒乱、そして文学と貧困。とまあ、マイナスの要素しかないテーマなんだけど、なにがしかの明るさが基調にある自然主義文学作品。今でいうと、西原理恵子かな。しかも彼女みたいに商売っ気というか、お金に対するあざとらしさが全くなく、清貧素朴な人となりを感じさせる。僕はイマイチだけど、好きな人には堪らない作家だと思います。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示