- 講談社 (2014年4月11日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784062902267
作品紹介・あらすじ
昭和2年に『少年倶楽部』に連載され、大反響を呼んだ少年小説の金字塔。いじめや暴力、友情等、普遍的テーマに切り込む爽やかな傑作。
昭和2年に『少年倶楽部』に連載され、大反響を呼んだ少年小説の金字塔。
いじめや暴力、友情等、普遍的テーマに切り込む爽やかな傑作。
※本書は、『ああ玉杯に花うけて/少年賛歌』(講談社大衆文学館、1997年10月)および『ああ玉杯に花うけて』(講談社少年倶楽部文庫2、1975年10月)を底本としました。
みんなの感想まとめ
いじめや暴力、友情といった普遍的なテーマを扱った作品は、昭和初期の社会背景を反映しつつ、個人主義や自由主義に対する批判を通じて勤勉や忠誠の重要性を説いています。登場人物たちの成長や友情は、時代を超えて...
感想・レビュー・書評
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政治活動に行き詰まって落ちぶれた家の息子が
かつての同輩に軽蔑されながら豆腐屋の手伝いをやって
毎日のように不良少年から恐喝を受けつつも
私塾に通い、やがて高等学校の入試に合格するという話
昭和2年である…田中義一の機密費流用疑惑が取り沙汰され
芥川龍之介が自殺した年
非常に厭世的な空気のある中、連載されたこの小説は
個人主義、自由主義、快楽主義を強く批判して
勤勉克己をうながし
天下国家への忠節の大切さを人情味あふれる筆致で説いている
根本にあるのは天皇のもとの平等
シンプルな世界観で全ての雑音をシャットアウトするようなところはある
だが汚い現実を排除しつつ
少年たちの承認欲求を充分に満たしうるものでもあった
戦後、梶原一騎に影響を与えたとされる
梶原はある種の敗北主義でこれをアレンジしたが詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすが昭和初期、わたしは平成生まれですが今読むと思想の古さは否めません。
使っている言葉は硬いですが、西洋のものに移り変わっていく中での対立には共感を覚えつつ、友情はどの時代でも不変の感動があると感じました。
わたしの祖父は大正生まれで大学に行っていたのですが、このような感じだったのでしょうか、、とすこしイメージができた気がします。
また、先生のキャラが素晴らしいですね。
かなりぶっとんだ先生ですが、バットを自作するなど学生のために一生懸命なところは泣けてきました。
面白いです。
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私は三浦綾子が幼少期に読んでいたと言う事で読みました。
熱血でスポ根で煮えたぎるような激情を感じる作品。
児童文学として青少年向けに書かれたそうで、読みやすく、今読むと当然古臭かったり、差別的な表現があったりしますが、当時の風土と誠実で潔癖なほどの、青春の理想が感じられて感慨深く読みました。
三浦綾子作品全般に影響を感じましたが、
特に「銃口」に通じるところがあると思いました。 -
大傑作!!!!!!!!!!素晴らしい!!!!
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戦後を支えた当時の30〜40代が幼い頃読んでいたという本。代表的日本人(斎藤孝)で紹介されていたので読んだ。チビで貧乏な主人公がいじわるな周りの人たちに侮辱されてもなお、ひたむきにがんばっていくという話。現代の漫画やアニメにはあるあるなストーリーだが、当時の生活感、考え方は全然今と違う。正義、年上を敬うこと、娯楽に目移りせず勉学に真面目にはげむこと、境遇に関係なく努力することの大切さ
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清々しい少年文学。正直に真っ当な生き方をした者が幸せになれるという、気持ちのいい終わり方でした。忠君、忠孝といった戦前の価値観がよくうかがえる作品でもありました。当時の教育の雰囲気も、その一端を見ることができるものでした。政党に関しても、あまりいい書かれ方がしてないのが、当時の一般的風潮なのか、作者の主観なのかはわかりません。まさに世間は大正デモクラシー華やかなりしころでしょうが‥‥
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