女性作家が選ぶ太宰治 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2015年2月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784062902595

作品紹介・あらすじ

「ほとんど奇跡のような成り立ち方をしている」(川上未映子選「古典風」)、「彼自身が、ひとつの作品」(桐野夏生選「思い出」)、「この甘やかさに浸らずにいられない」(松浦理英子選「秋風記」)――七人の女性作家がそれぞれの感性で選ぶ、未だかつてない太宰短篇選集。


「ほとんど奇跡のような成り立ち方をしている」(川上未映子選「古典風」)、
「彼自身が、ひとつの作品」(桐野夏生選「思い出」)、
「この甘やかさに浸らずにいられない」(松浦理英子選「秋風記」)――
七人の女性作家がそれぞれの感性で選ぶ、未だかつてない太宰短篇選集。

みんなの感想まとめ

多様な視点から太宰治の作品に触れることができる短篇選集は、女性作家たちの感性が光る一冊です。読みやすさが際立ち、焦りを抱える男性主人公とは異なり、女性たちの内面を探ることで新たな発見があります。恥やス...

感想・レビュー・書評

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  • 走れメロスって感じがしたんだけど、太宰治さんは、でも、こういうジメッとした感じの方が多いんだね…!知らなかった。(←無知)

  • 『男性作家が選ぶ太宰治』編より読みやすい。いつもの「平静を装いながら内心では焦りまくる主人公」が登場しないので、焦りに共感しなくて済む分、気持ちが楽だった。「恥」は恥ずかしくて叫びまくりたくなる女が主人公だったけれど、「なるほど、こういう感覚でストーカーになっちゃう人っているんだな」と完全によそごととして読めたし。考えてみたら太宰治の描く女性に自分を重ねたことがないかもしれない。たいてい初代さんか美知子さんのどちらかのイメージで読んでしまう。

    「穴があったら入りたい」という気持ちを表明しているだけなのかもしれないけれど、「死にたい」って言い過ぎだし、読点が多くてにをはを省略する文体が甘ったるくて苦手。ときどきとても上手だなって感じはするのだが。もういいやとも思わないけれど、もっと読まなきゃともならない。

  • 未読既読入り交じっていたけれど、男性作家が選ぶ作品とはやはり色が違って面白い。くすっと笑ってしまえるあたり、やはり太宰の魅力。

  • 江國香織にすら驚くべきとりとめのなさと言われる「女生徒」よ…。
    まあ、確かに……。

  • 保育者が日々のいろいろを考える時によんで欲しい本
    教育・保育論集で図書館が紹介した本です。
    ーーーーーーーーーーー
    駅前キャンパス
    配架場所コード:駅前書架
    分類記号:913.6
    著者記号:D
    ーーーーーーーーーーー

  • 以前人間失格を読んだときに、なんだかしっくりこなかった。
    なぜかまた太宰治を読んでみようかと思って、作家さんたちが面白いと思ったものを集めたこの短編集なら太宰治の良さが分かるだろうと手にした。
    駄目だった。私には太宰治の良さが分からない。
    病んではいないということかもしれない。

  • この企画はいい、楽しい。

    太宰の短編を楽しみながら、それを選んだ作家さんの視点も味わう。

    空のように移ろう心を描き出す「手綱さばき」・・・

  • 「女生徒」や「恥」は好き。
    自分のことを綴った話はいかにも太宰らしい。度々出てくる弟くんが、このあと若くして亡くなってしまうんだなあと思うと辛い。

  • 秋風記が一番好きです

  • “お母さんだって、私だって、やはり同じ弱い女なのだ。”(p.54「女生徒」)

  • 読んだことのある作品もそうでない作品もあったけれど全体を通して楽しかった。
    やっぱり太宰治が好きだなぁと。

    女生徒、恥は読んだことのあった作品。好きな作品は何度読んでも楽しめるし、何度だって読みたくなる。
    そのうちまた読みたい。

    古典風、秋風記。今回初めて読んだ作品の中ではこの2篇が私の中でベスト。2度、3度と読み込んでいきたい。

  • 「女生徒」が好き。全部現代仮名遣いで読みやすかったです。どの話も太宰治だなぁと思いました。

  • 2015/02

  • 太宰治の短編を読んだことがなかったので読んでみた。
    「女生徒」がとくによかった。
    女のひとが書いたみたい。
    これはすきなやつ。

  • 「女性作家が選ぶ太宰治」◆女性作家7名が選ぶ太宰治の短編。正直『女生徒』の一部と『秋風記』以外、痛いほどの魅力は感じなかった。全体的にぼやけた印象で、「男性作家が選ぶ〜」の方がずっと好きだ。ただ『秋風記』は頼りなげな優しさがあって、太宰はやはり上手く生きられない者の味方だと思う。

  • 「男性作家が選ぶ太宰治」は、どの話も小説の王道のごとく、
    シンプルにストレートに面白かった。
    対してこちらは、エッセイ風だったり、入れ子構造になっていたりと、
    やたらと技巧に凝っているのが目立つ。
    他人と同じものを選びたくないという女性心理だろうか?
    私の頭が単純なのか男性寄りなのか、「男性作家」の方が断然良かった。

    本書でいちばん気に入ったのは、角田光代さん選の「恥」
    「自分を暴かれる傷みが、読む快楽になることを知った」というコメントに膝を打つ。

  • 改めて読み返し、未読なもの、既読なものまちまちだなと思った。
    わたしも江國さんと同じで太宰作品ですきだとはじめに感じたのは女生徒です。
    そして角田さんの言うように太宰作品は読み手が、私自身が書かれていると思い込むなにかがあること。
    もっと広い世代に読んでもらいたいですね。

  • 「女生徒」「恥」「母」「古典風」「思い出」「秋風記」「懶惰の歌留多」収録。

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著者プロフィール

太宰 治(だざい・おさむ):1909年、青森県北津軽郡金木村生まれ。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東京帝国大学仏文科へ進学、中退。1933年、太宰治の筆名で「列車」を発表。「二十世紀旗手」「女生徒」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」「斜陽」ほか代表作多数。1948年、筑摩書房の雑誌「展望」にて「人間失格」連載。同年6月、同作最終回の掲載をみることなく、玉川上水に投身。

「2025年 『人間失格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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