非常/寒風/雪国抄 川端康成傑作短篇再発見 (講談社文芸文庫)

著者 :
制作 : 富岡 幸一郎 
  • 講談社
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062902632

作品紹介・あらすじ

全集以外の収録が稀な初期の作品や、著者の没後に発見された「雪国」の抄作など、川端文学の深奥に触れる、知られざる名作12編。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2017.07.03

  • 川端康成の短篇の中から、あまり文庫などに収録されていなかったものを集めた1冊。
    市井の人々の日常を切り取ったもの、『片腕』を思わせる官能的かつ幻想的なもの、そして鋭く苛烈なもの……様々な表情を見せる『川端康成』という作家を過不足なく伝えている。
    『慰霊歌』『イタリアの歌』『寒風』『夢がつくった小説』が好きだ。
    そして、『雪国』の冒頭の一文は何度読んでも名文。
    川端康成は煌びやかな文章を書かないが、何の気なしに読んでも覚えてしまう文章を書く。文章としては平易なのに圧倒される。収録作ではないが、一番好きなのはやっぱり『片腕』だなぁ。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1899年生まれ。1920年東京帝国大学文学部英文学科に入学(のち、国文学科に転科)。1921年第六次『新思潮』を創刊。『伊豆の踊子』や『雪国』などの作品を残す。1961年文化勲章受章。1962年『眠れる美女』で毎日出版文化賞受賞。1968年10月、日本人初となるノーベル文学賞受賞が決定する。1972年没。

「2017年 『山の音』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川端康成の作品

ツイートする