芭蕉入門 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2015年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062902649

作品紹介・あらすじ

俳諧の味わい方、七部集の概観から個々の句の鑑賞まで。太田水穂らの「芭蕉研究会」の談話筆記をまとめた貴重で大胆・明快な芭蕉論。

感想・レビュー・書評

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  • 掃除をしていると『芭蕉入門』と名のつく本が二冊出てきた。
    同じものを買ってしまった?と著者を見ると、片方には井本農一、片方には幸田露伴とあり、こちらは登録すらしていなかった。

    なるほど、かつての自分は、幸田露伴だ!芭蕉だ!と浮かれて購入して、夥しい旧字から逃げてしまったんだな、と思った(笑)

    芭蕉と西行の関わりは触れながらあっさりしたものだが、幸田露伴が芭蕉の俳句に一つ一つ批評をしている「芭蕉俳句研究」のページはなかなか面白いものがある。

    「名月や池をめぐりて夜もすがら

    平凡に似て平凡なかず、意味は解くまでも無い。」

    なーんて、簡潔なコメントもちょこちょこあって、格好良かったり、笑ってしまったりもする。
    俳句をどう読むか、味わうか。
    そういう指南の書として、じっくりじっくり読むのが良いと思う。

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著者プロフィール

1867年(慶応3年)~1947年(昭和22年)。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府立第一中学校(現・日比谷高校)、東京英学校(現・青山学院大学)を中途退学。のちに逓信省の電信修義学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、「風流仏」「五重塔」などで小説家としての地位を確立、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。漢文学、日本古典に通じ、多くの随筆や史伝、古典研究を残す。京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与される。37年、第一回文化勲章を受章。

「2019年 『珍饌会 露伴の食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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