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- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062902748
作品紹介・あらすじ
今なおラディカルで、創造的な批評の金字塔。下巻には『「ボヴァリー夫人」論』とを繋ぐ、工藤庸子氏による必読の長篇解説も収める。
感想・レビュー・書評
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下巻。
全編を通じてメタ小説的な手法で語られるマクシム・デュ・カンの姿には何処か親しみを覚える。それは彼が『普通の人』、タイトルにもあるように『凡庸』だったからなのかもしれない。
随所に見られる映画を書き起こした文章が非常に文学的で、読んでいると評論なのか小説なのか、区別が曖昧になってくる。それもまた楽しい。
ところで、彼が書いたパリについての論文、けっこう読んでみたいんだけどね。邦訳……ま、無理だろうなぁw詳細をみるコメント0件をすべて表示
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