城壁 星 小島信夫戦争小説集 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2015年7月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784062902793

作品紹介・あらすじ

イデオロギー的偏向やうすっぺらな善悪を超え、戦場の奇妙な人間模様を描くことで、不気味なユーモア、シュールな世界として、〈戦争〉を読者に刻みこむ。兵士たちに蔓延する「迷子病」が県城自体の引っ越しを誘発する「城壁」ほか、寓話的ともいえる作品のなかにも暗号兵としての体験が息づく。戦争文学のもつ既成像を粉砕し、小島信夫の世界観の核を示す九作品。


イデオロギー的偏向やうすっぺらな善悪を超え、戦場の奇妙な人間模様を描くことで、不気味なユーモア、シュールな世界として、〈戦争〉を読者に刻みこむ。
兵士たちに蔓延する「迷子病」が県城自体の引っ越しを誘発する「城壁」ほか、寓話的ともいえる作品のなかにも暗号兵としての体験が息づく。
戦争文学のもつ既成像を粉砕し、小島信夫の世界観の核を示す九作品。

感想・レビュー・書評

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  • +燕京大学部隊
    +小銃
    +大地
    +星
    +城砦の人
    +離れられぬ一隊
    +無限後退
    +城壁

  • 何かどこか変な戦場。
    それだけだったらいいのだけれど、ちょっと私には文章が読みにくい。誰が何を言っているのか、どの行動なのか、分からなくなることが多い。「城壁」はそんなことないのに、ほかの短編は正直しんどかった。目が滑るというか。

    ちょこちょこと、作家ご自身が紛れ込んでは消え、また紛れという繰り返しだからなのだろうか。
    アンソロジーで読んだ「城壁」が一番良かった。作家にとっては終始戦争はこういうことだったのだろう。

  • どの話もヘンなのです。読んでいてとても居心地が悪いのです。それはおのれの思考の常識からの逸脱を忌避するからであろうか。でも作品はそんなことはお構いなしに、どんどん荒唐無稽の様相を呈してきます。そして作品の不可思議な魅力に私の常識も搦め取られてしまい、読み終えるころには脳に若干のむず痒さを残しながらも小島作品の中毒患者になるのであります。

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著者プロフィール

小島信夫
一九一五年、岐阜県生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。五五年、『アメリカン・スクール』で芥川賞、六五年、『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、七二年、『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞、八一年、『私の作家遍歴』で日本文学大賞、八二年、『別れる理由』で野間文芸賞、九八年、『うるわしき日々』で読売文学賞を受賞。他に『菅野満子の手紙』『原石鼎』『こよなく愛した』『寓話』『残光』など多数。二〇〇六年十月没。

「2023年 『小説作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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