- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062902861
作品紹介・あらすじ
染色家の妻の留学に同行し、作家はノルウェーに一年間滞在した。
光り輝く束の間の夏、暗雲垂れ込める太陽のない冬、歓喜とともに訪れる春。
まっさらな心で出会った異郷の人々との触れ合いを縦糸に、
北欧の四季、文学、芸術を横糸に、六年の歳月をかけて織り上げられた
精神の恢復と再生のタペストリー。
野間文芸賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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ずっと読みたかった本。佐伯一麦は私小説に興味を持たせてくれた作家です。作家の主人公がノルウェーに留学する妻にくっついて1年間生活する話。で、特になにも事件はない。ないのだけど、小さな出来事はある。それが物語につながる。作品のなかで主人公トオルがノルウェーにいる自分と重ね合わせるマティスという小説の主人公や、妻たちが大学で制作しているものや、おぼつかない英語とノルウェー語を駆使してやりとりすること、トオルの具合が突然悪くなったりするところ。読みごたえは凄いです。また読み返すことになりそうな大切な小説。
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