群像短篇名作選 1946~1969 (講談社文芸文庫)

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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062903721

作品紹介・あらすじ

1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えた文芸誌「群像」。
創刊70周年記念に永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され大きな話題を呼び、即完売となった。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。第一弾は敗戦直後から60年安保、高度成長期にいたる時期の18篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 倉橋由美子「囚人」
    ヤバイ→気持ち悪い→何これ、もう無理、理解できない
    からの、いつのまにか流れるような綺麗な文章に一言一句追いかけながら、その状態が当たり前になっていく感覚の恐ろしさ。
    異常をそういうものなのだと受け入れる恐ろしさ。
    さて、禿鷹はくびり殺されたが、女との爛れた毎日はいったいいつまで続くのだろう。
    閉じ込められた箱の中で、異常が日常となり、箱の中が世界となる。
    繰り返される以上で単調な毎日が続いていく永遠の恐ろしさを感じる。

  • 文芸誌『群像』に掲載された短篇を年代順に集めたアンソロジー。
    1946〜1969年という時代性か、戦争、戦後をテーマにしたものが多かった。その中で異彩を放っているのは矢張り森茉莉である。いきなり三島由紀夫に太宰治を持って来る構成もけっこう凄い。倉橋由美子、河野多惠子が収録されているのは個人的に嬉しかった。しかも倉橋由美子の収録作が『囚人』とは。

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プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

三島由紀夫の作品

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