群像短篇名作選 1970~1999 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062903752

作品紹介・あらすじ

1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えた文芸誌「群像」。
創刊70周年記念に永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され大きな話題を呼び、即完売となった。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。第二弾は経済の繁栄、社会構造の激変と「戦後文学」の変容を示す18篇を収める。

感想・レビュー・書評

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  • この文庫に載っている作品を読んで改めて読みたいと思った作家は
    吉村昭
    山田詠美
    (笙野頼子)

  • 拳銃 / 三浦哲郎(1931-2010、八戸市、小説家)
    メロンと鳩 / 吉村昭(1927-2006、荒川区、小説家)
    立切れ / 富岡多惠子(1935-、大阪市、詩人)
    空罐 / 林京子(1930-2017、長崎市、小説家)
    悲しいだけ / 藤枝静男(1907-1993、藤枝市、小説家)
    返信 / 小島信夫(1915-2006、岐阜市、小説家)
    無垢の歌、経験の歌 / 大江健三郎(1935-、愛媛県内子町、小説家)
    ピラミッドトーク / 後藤明生(1932-1999、北朝鮮、小説家)
    鮭莓の入江 / 大庭みな子(1930-2007、東京、小説家)
    樹影譚 / 丸谷才一(1925-2012、鶴岡市、小説家)
    ジャッカ・ドフニ-夏の家 / 津島佑子(1947-2016、三鷹市、小説家)
    路上 / 色川武大(1929-1989、新宿区、小説家)
    唇から蝶 / 山田詠美(1959-、板橋区、小説家)
    ゴットハルト鉄道 / 多和田葉子(1960-、中野区、小説家)
    使い魔の日記 / 笙野頼子(1956-、四日市市、小説家)
    星月夜 / 小川国夫(1927-2008、藤枝市、小説家)
    七千日 / 稲葉真弓(1950-2014、愛西市、小説家)
    生きる歓び / 保坂和志(1956-、山梨県、小説家)

    編者:群像編集部

  • 第2巻は1970年〜1999年まで。
    こうやって並んでいると、矢張り多和田葉子と笙野頼子はかなり異色だなぁと感じる。なんというか、何処からも枝分かれしている印象が無い? みたいな。
    収録作の中で吃驚したのは津島佑子。これ、けっこうなホラーとしても読めると思うんだけど。

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著者プロフィール

三浦哲郎

一九三一(昭和六)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。五五年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、六一年「忍ぶ川」で芥川賞、七六年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、八三年『少年讃歌』で日本文学大賞、八五年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、九一年『みちづれ』で伊藤整文学賞を受賞。短篇小説の名手として知られ、優れた短篇作品に贈られる川端康成文学賞を、九〇年に「じねんじょ」、九五年に「みのむし」で二度にわたり受賞。他の著作に『ユタとふしぎな仲間たち』『おろおろ草紙』『三浦哲郎自選全集』(全十三巻)などがある。二〇一〇(平成二十二)年死去。

「2020年 『盆土産と十七の短篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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