親鸞 (上)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 930
感想 : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062910002

作品紹介・あらすじ

愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。

感想・レビュー・書評

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  • 親鸞の生い立ちから、勢いのある文章で描かれる。思わずペ-ジをめくっていまう。

  • 親鸞は仏の真の姿を求め続け、どれほど修行に打ち込もうとも、
    おのれの消えない迷いに苦悶しながら、その先に何を見出したのだろうか。
    平易な文章でありながら、描かれる人物達は実に生き生きとしていて
    大変読応えがあると思いますよ。
    中高生でも十分読めるはずです。

  • 浄土真宗の開祖、親鸞聖人の少年時代の話し。
    ここ数年、仏事の喪主施主を務める機会が多くお坊さんの説法を聞くことが多かったので読んでみようと思った本。

    少年らしい好奇心、利発さ、それと同時に、なぜ後に親鸞聖人としての生涯を歩んでいくのかと想像させる。

    浄土真宗という宗派に関係なく、平安末期の時代背景や日本の仏教に興味がある方は興味深く読み進められると思う。

  • とっつきにくいだろうか、と読み始めたが、あっという間だった。ひとりの男が少年から青年へと年を経て、自問し、成長していく物語。ほんとに大河ドラマみたい。

  • 図書館にあるけど226人待ち...
    【要約】


    【ノート】

  • 日野の里で貧乏公家の子として生まれた忠範。比叡山に登り修行をした範宴。法然上人の念仏門に通った善信。そして越後へ遠島の刑を受けた親鸞。名前を変えるごとに生まれ変わった。専修念仏を誓い、師の法然上人の教えを忠実に実践しようとした親鸞。

  • 親鸞は生きた時代は,平安時代から鎌倉時代である。「人はなぜ苦しんで生きなければならないのか」という問いを常に内面に抱えながらその答えを探しだすために人生を歩む。しかし,学べば学ぶほどその答えは解しがたいものとなり,煩悩からの呪縛がより意識されるようになりもがき苦しむ10代から20代までが上巻で書かれている。元々,仏教は教養のある貴族などの上流階級の物がそれを学び理解することで浄土へと導かれるという考えであったが,後の親鸞tなる幼き忠範は下賤な身分ではあるが魅力的な俗人達と交流することで,こうした人たちが救われる道を志すようになるのである。

  •  親鸞が親鸞を名乗るまでを五木寛之が描く。

     浄土真宗の大事であろう部分が法然の言葉や親鸞の生き方に滲み出ている感じがする。しかし、説教臭い感じは全くなく、様々な魅力的な登場人物が出てきて、親鸞の人生がエンターテインメントとして面白く、読み進めるのが楽しい。
     しかも、さりげなく親鸞がなぜ僧でありながら妻帯をしたのか、なぜ仏教が葬儀を行うようになったのかなども伝わるようになっている。

     これは続きも読んでみないと。。。

  • 吉川英治版に比べると五木寛之版の方が娯楽性が強い気がする。
    こちらの親鸞の方が男らしい感じもする。
    だが、仏教に対しての葛藤、悩みはどちらも同じ。
    そこが親鸞の人間性を表していると思う。
    まだ序盤なのでこれからどんな違いが出てくるか楽しみである。

  • たくさんカナがふってあって、とても読みやすい本です。

    ついに最後まで『親鸞』という人は登場しませんでした。

    「たぶんこの人だろうなー」と思うのですが、

    推理小説なら全然違う人なんでしょうね。

    では下巻に入ります。

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著者プロフィール

1932 年福岡県生まれ。朝鮮半島で幼少期を送り、47 年引き揚げ。52 年早稲田大学ロシア文学科入学。57 年中退後、編集者、ルポライターを経て、66 年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67 年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76 年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、英文版『TARIKI』は2001 年度「BOOKOF THE YEAR」( スピリチュアル部門) に選ばれた。02 年に菊池寛賞を受賞、09 年にNHK 放送文化賞を受賞、10 年『親鸞』で第64 回毎日出版文化賞特別賞を受賞。代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『下山の思想』『百寺巡礼』『生きるヒント』など

「2022年 『捨てない生きかた(マガジンハウス新書)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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