親鸞 (上)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 965
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062910002

作品紹介・あらすじ

愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。

感想・レビュー・書評

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  • たくさんカナがふってあって、とても読みやすい本です。

    ついに最後まで『親鸞』という人は登場しませんでした。

    「たぶんこの人だろうなー」と思うのですが、

    推理小説なら全然違う人なんでしょうね。

    では下巻に入ります。

  • 親鸞の生い立ちから、勢いのある文章で描かれる。思わずペ-ジをめくっていまう。

  • 親鸞は仏の真の姿を求め続け、どれほど修行に打ち込もうとも、
    おのれの消えない迷いに苦悶しながら、その先に何を見出したのだろうか。
    平易な文章でありながら、描かれる人物達は実に生き生きとしていて
    大変読応えがあると思いますよ。
    中高生でも十分読めるはずです。

  • 浄土真宗の開祖、親鸞聖人の少年時代の話し。
    ここ数年、仏事の喪主施主を務める機会が多くお坊さんの説法を聞くことが多かったので読んでみようと思った本。

    少年らしい好奇心、利発さ、それと同時に、なぜ後に親鸞聖人としての生涯を歩んでいくのかと想像させる。

    浄土真宗という宗派に関係なく、平安末期の時代背景や日本の仏教に興味がある方は興味深く読み進められると思う。

  • 2023/3/23
    面白いよ、下巻も読もう。

  • 瓦、小石、つぶてのような者たちとして、
    加茂の河原を故郷のように懐かしむ。

    物語の始まりは、加茂の河原であった。
    この、上巻の終わりもまた加茂の河原であった。

    加茂の河原は、物語を通じて、大切な場所として語られる。
    多くの人々と出会い、別れ。
    そんな物語の始まりの1冊。

  • 聖徳太子の教えに導かれ、比叡山を下りることを決意した親鸞。
    比叡山での修行で苦悩し、欲望に打ち勝てない親鸞の姿は、現代を生きる人間にも通じる。

  • とっつきにくいだろうか、と読み始めたが、あっという間だった。ひとりの男が少年から青年へと年を経て、自問し、成長していく物語。ほんとに大河ドラマみたい。

  • 図書館にあるけど226人待ち...
    【要約】


    【ノート】

  • 日野の里で貧乏公家の子として生まれた忠範。比叡山に登り修行をした範宴。法然上人の念仏門に通った善信。そして越後へ遠島の刑を受けた親鸞。名前を変えるごとに生まれ変わった。専修念仏を誓い、師の法然上人の教えを忠実に実践しようとした親鸞。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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