- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062919425
作品紹介・あらすじ
時の流れや社会規範によって姿を変える「ことば」。地球上にある何千種類もの言語、変化を続けるとらえどころのない対象の本質に、言語学はどこまで迫れたのか。ソシュールをはじめとした近現代の言語学の成果を検証、理論では説明しきれない言語の特別な性質をさらけ出し、グローバリゼーションの中で現代世界が直面する言語問題にも鋭く切り込む。
感想・レビュー・書評
-
こちらの読解力が低いせいか、どうもとっ散らかった感が否めなかった。
とはいえ、読むべき箇所も多かったように思う。
ちょっと間を置いてから再読してみる必要があるかなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の関心を前面に押し出し、ことばの何が人間にとって
問題なのかを中心に書いた本、とのこと。言語学は規範の
学ではない、とか、ことばは自然と人工の間にある、とか、
「ことばは生き物だ」ということと「ことばが乱れる」と
いうことの矛盾、とか、読んでいて面白いポイントはいくつ
もあったし、言語学の歴史も非常に興味深い内容なのだが、
どこがどうと詳しく説明するのは門外漢には少し荷が重い
かな。著者も後書きで、この本によってわかったこと以上に
より多くのわからないことが出てきたという印象を持たれる
かも知れないが、それはこの本にとって成功である、と
書いているので、それはそれで悪いことではないのかも
知れない。いわく「言語学という学問自体が冒険であり、
冒険である以上、とどまることを知らないからである。」 -
比較的わかりやすい。
何度も読み直して自分の中に取り入れたい。