酒場の文化史 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2009年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784062919524

みんなの感想まとめ

酒場の文化史は、ヨーロッパの酒場がどのように形成され、変遷してきたのかを多角的に探る魅力的な一冊です。各時代の文学や絵画を通じて、酒場の状況やその役割が描かれ、時には驚きのエピソードも紹介されています...

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパの酒場の歴史を俯瞰した一冊。
    各時代ごとの文学作品や、絵画などから、酒場の状況を導くあたりが興味深いですね。
    絵画にあるジンの樽の文字が、今も流通しているジンの名前だったりすると、にやっとしたくなります。(^^;
    それにしても、中世では子供を寝かせるためにジンを呑ませていたのかぁ。
    ひどい話ではあるなぁ。
    この調子で、日本版も書いてくれるといいんですけどね。

  • 「酒は人類の友」と聞くが、いつから「酒場」という独自の空間が生まれたのだろう。交流の場として、犯罪の温床として時代によって異なる、様々な形で私たちの傍らに在り続けてきた酒場の文化史とは。
    [080/KO/1952]

  • 新書文庫

  • 一口に酒場と言っても、いろんなルーツ、エピソードがあって面白い。最古の酒場は洞窟?酒場は独り立ちするまで宿との一体設備だった?パブのパブリックの「パブ」なのに、なぜかヴィクトリア朝の産物だった?
    米国禁酒法でヨーロッパのワイン事業が打撃を受けたり、カクテルは3時のおやつだったり、酒の歴史はダークで怪しくて、アンダーグラウンドゆえ味わい深い。

  • 酒場はちょうど、人間関係の境界線上にあるものらしい。つまり、酒場はつねにグレーゾーンなのである。だから、酩酊、不健康、暴力、セックスなどの「悪徳」と無関係ではいられない。しかし、芸術、笑いのような、人間的な個性を育てられるのも、やっぱり酒場ならではなのだ。

    本書をつまみに、紹介されていた文学を傾けるというのも悪くないかも。イッキに読むには、情報量が多すぎて、悪酔いしてしまいそうだ!

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著者プロフィール

海野 弘(うんの・ひろし):1939年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1976年より平凡社「太陽」の編集長を務めたのちに独立。美術、映画、音楽、都市論、華道、小説など幅広い分野で執筆を行い、活躍する。著書及び解説・監修をつとめた書籍に『アール・ヌーボーの世界』『スキャンダルの世界史』『日本の装飾と文様』『ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 未来を夢見るアート』『武蔵野マイウェイ』他多数。2023年、逝去。

「2024年 『おじさん・おばさん論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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