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Amazon.co.jp ・本 (374ページ) / ISBN・EAN: 9784062919548
みんなの感想まとめ
多様な文化に根ざした魔法昔話の魅力を深く掘り下げた一冊で、読者はさまざまなテーマや社会制度の変遷を楽しむことができます。特に、灰と主人公の関係や王殺しの物語など、興味深い要素が盛り込まれており、白雪姫...
感想・レビュー・書評
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このジャンルではマックス・リューティ『昔話の本質』『昔話の解釈』以来のエキサイティングな読み物だ。(書かれたのはこちらの方が先)。灰と主人公の密接な関係や娘婿による王殺しなど、興味深いテーマがもりだくさん。白雪姫の母親が指に針を刺したのは「うっかり」ではなく子を望む呪術である、というのは、息を呑むような洞察である。
笑いを取り上げた3章では、なんと天岩戸神話が例に引かれている。生命の創造を可能にする呪術としての「身体的露出」および「笑い」、という文脈である。天岩戸神話のこのような読み方は、日本神話ばかりを研究していたら出てこないであろう。ちなみに、ここで引用されているのはアメノウズメの踊りとアマテラス再臨。八百万の神々の哄笑については触れられておらず、著者はこれについては知らなかった可能性がある。知っていたらさぞ喜んだろう。気になるのは、アマテラスが、ともに引用されているデメーテールとは違って農耕神ではないことだ。が、岩戸隠れの原因がスサノオの農耕妨害行為であることを考えると辻褄があわなくもない。おもしろいなあ!
さて本書では笑いを伴う行事として春の復活祭が挙げられている。キリストの復活を祝う祭りだが、自然の復活を祝う行事でもあり、農耕的性格を強く感じる。いっぽう日本には、笑いを伴う山の神の神事が冬にある。これが天岩戸神話を思わせなくもない。とすると、岩戸隠れは日蝕ではなく冬至をあらわしているという推測が成り立ちそうだ。弱いかな?
天岩戸神話について本書で触れているのは実際のところ3行だけなのだが、それでこんなに楽しめるなんて!なんともお得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界各地のマジで知らないそんな有名じゃない御伽噺のネタとかをほんのり集めることができて満足
アフリカとかアメリカとかロシアの話気になってたんだよな、それぞれの国の話の締め方とか。
あと御伽噺の構造、笑いと生、笑わないことと死は世界各地で繋げられてたとか、ある一定のものに触ったり食べたりすると子供ができるとか。
昔は母系だった世界がだんだん父系になっていく過程とかの話もしててよかった
ただ、最後の方わかんなかった! -
昔話の中でも「魔法昔話」に分類される物語郡について焦点を当て、幾重にも重なった時代毎の社会制度とその幻想を読み解いてゆく、スリリングな一冊。
けして読みにくいというほどではないものの、社会主義体制における歴史観を下敷きにしているため、思い出すのにやや時間がかかった。また、注目している魔法昔話をそもそも知らないことが多かったため、そこでもやや時間を要した。 -
(後で書きます)
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11.2.4
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齋藤君子の作品
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