- 講談社 (2009年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784062919579
作品紹介・あらすじ
民間信仰において、ケガレを祓う儀礼は頻繁に多様な形で行われていた。人間の不幸は、ケガレ=不浄に原因があると考えられ、生活の隅々にまでその指標が浸透していたのである。死=黒不浄、出産・月経=赤不浄、罪や病、境界・峠という空間等、様々な民俗事例にあらわれたケガレ観念の諸相を丹念に追い、信仰行為の背後にあるものを明らかにする。(講談社学術文庫)
本人の民間信仰に深く浸透していた「不浄」の観念とは?
民間信仰において、ケガレを祓う儀礼は頻繁に多様な形で行われていた。人間の不幸は、ケガレ=不浄に原因があると考えられ、生活の隅々にまでその指標が浸透していたのである。死=黒不浄、出産・月経=赤不浄、罪や病、境界・峠という空間等、様々な民俗事例にあらわれたケガレ観念の諸相を丹念に追い、信仰行為の背後にあるものを明らかにする。
文化人類学では、人間の文化は自分たちを取り巻く世界を構造化するものであるとする。その構造は、その文化を担う人々によって明示されている。それとは気づかぬまま、人々はその構造に従って認識し行動する。優劣を付けたり、差異化さらには差別したり、グループ分けしたり、強い関係、弱い関係を結んだり、関係を結ぶことを拒否したりする。少くとも、1980年代までの日本文化では、世界を構造化する大黒柱にケガレという指標を用いていたといえる。ケガレは差異化のもっともわかりやすい、そして、時には感情に訴え、身体反応までも引き起す強い指標であった。――<「学術文庫版まえがき」より>
※本書の原本は、1985年、東京堂出版より刊行されました。
みんなの感想まとめ
民間信仰における「ケガレ」の概念を深く探求する本書は、文化人類学の視点から人々の生活や信仰行為に根付いた不浄の観念を解明しています。特に、死や出産、病気などに関連するケガレの多様な事例を通じて、過去の...
感想・レビュー・書評
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私にとっての民俗学の入口は諸星大二郎だった。色んな学説が読めて興味深い。とても奥の深い分野。
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図書館にて
ちょっと難しかった -
地方に行くほど葬儀のまわりに登場する謎の慣習も、こうして紐解いていけば、科学が未発達だった時代の人々の考え方や怖れが理解できる。
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日常=ケの枯れた状態、ケ枯れ=ケガレ=穢れについての本かと思って読んだが、筆者のスタンスは全く違った。新鮮な観点をもたらしてくれるが。。
ただし、文章は悪文だと感じる。主張したいがあまりか、あまりにも同内容の反復が目につく。 -
・頷けるとこは多々あったけども、根本的に何故ケガレが災いとかと結びつくのか、死などはケガレと言われているのかなどに言及されていなくて論拠に弱さが感じられた。
・ケガレが災いを引き起こし、災いがケガレを引き起こしってのは結果論であって、実際何故そうやって引き起こされるのかなどが書いてないのが残念。 -
小説かと思ってたら、民間信仰の論文だった本。
意地になってざっと読んでみました。
日本という国は長い間、自然に脅威を感じ天皇を中心とした神道や、そのほかの民間信仰で成り立っている国だったんだなあと思いました。
続きはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2893294.html -
他の様々な意見を例示し、そのうえで自分の意見を述べている。頷けるものもあった。ただ、論拠が弱いように思えた。
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波平恵美子の作品
