シチリア・マフィアの世界 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2009年10月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062919654

作品紹介・あらすじ

「シチリア。道化芝居と悲劇が絶え間なく繰り返されるその人間の大スペクタクルをよりよく理解するには、マフィアをわかる必要がある」 シチリアの過酷な風土と圧政とが育んだマフィア。大土地所有制の下で、18世紀に台頭した農村ブルジョワ層は、暴力と脅迫でイタリア近・現代政治をも支配した。謎の組織の誕生と発展の歴史を辿る。(講談社学術文庫)


名誉、沈黙、暴力、犯罪。マフィアとは何か。シチリアの過酷な風土と圧政が育んだマフィア。18世紀に台頭する農村ブルジョワ層は、暴力と脅迫でイタリア近・現代政治を支配した。謎の組織の実像を解明する。

みんなの感想まとめ

シチリアのマフィアの誕生と発展を、歴史的背景や政治状況とともに深く掘り下げた作品です。特に、18世紀に台頭した農村ブルジョワ層がいかにして暴力と脅迫を用いてイタリアの政治を支配してきたかが詳細に描かれ...

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪集団であるマフィアではなく、シチリア島におけるマフィアが歴史的にどう展開してきたか述べたもの。マフィアはシチリアにおいて、日本のヤクザ以上に深く根付いた存在なのだと思った。

  • シチリア島におけるマフィアの誕生と発展の歴史を、当時のイタリア国内の政治状況やシチリア独立運動、ファシズム政権といった観点から詳細に描かれた一冊。

    シチリアのマフィアは第二次世界大戦後に市民の経済活動が打撃を受け、市民生活が困窮する中でその影響力を強めていったという背景がある。
    選挙工作や政治家との癒着も日常的であり、マフィアによる政治家の暗殺事件や、キリスト教民主党における政治腐敗は目に余る。
    ゴッドファーザーのように車の中のターゲットを機関銃で蜂の巣にしたり、車ごと爆発させたりといった殺害方法が多いらしい。

    マフィアの内部構造や活動、南北格差、国民性による市民から見たマフィア像といったテーマはあまり扱われておらず、政治・歴史といった学術的な側面が強い一冊となっている。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/740699

  • 2019年10月15日読了。

    ファシズム

    共和制

  • ファルコーネ爆死以前のシチリアが読める。が、ちょっと眠い。

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著者プロフィール

1943年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学教授を経て、現在、東京経済大学名誉教授。著書に、『赤シャツの英雄ガリバルディ――伝説から神話への変容』(洋泉社、マルコ・ポーロ賞受賞)、『シチリア・マフィアの世界』(中公新書、講談社学術文庫)、『「クオーレ」の時代――近代イタリアの子供と国家』(筑摩書房、ちくま学芸文庫)、『大理石の祖国――近代イタリアの国民形成』(筑摩書房)、『第三のローマ――イタリア統一からファシズムまで』(新書館)、『匪賊の反乱』『ピノッキオとは誰でしょうか』『マッツィーニの思想と行動』(太陽出版)、『「イタリア」誕生の物語』(講談社選書メチエ)、『ムッソリーニの子どもたち――近現代イタリアの少国民形成』(ミネルヴァ書房)、『ガリバルディ――イタリア建国の英雄』(中公新書)、訳書に、スティーブン・ランシマン『シチリアの晩祷――十三世紀後半の地中海世界の歴史』(榊原勝共訳、太陽出版)など。



「2019年 『地中海の十字路=シチリアの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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