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Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784062919944
みんなの感想まとめ
西洋中世の冥界巡りをテーマにした作品は、信仰と死後の世界観を探求する興味深い内容が展開されています。『トゥヌクダルスの幻視』では、天使がツアーコンダクターとなり、拷問の場面を見学する体験がユーモラスに...
感想・レビュー・書評
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収録されてる「聖パトリキウスの煉獄譚」は、法華経の観世音菩薩普門品第二十五の念彼観音力の中世キリスト教版に当たる作品でしょうか。
「トゥヌクダルスの幻視」は挿絵がユーモラスです。 -
十二世紀に書かれた西洋の冥界巡り。
『トゥヌクダルスの幻視』は、天使がツアーコンダクターとなってさまざまな拷問の場を見学体験させている。そして天国では煌びやかな装飾が施された中で、ずうっと神をあがめて暮らすらしい。敬虔な人間はもちろんのこと、生前に貧者に私財をなげうてばこんな恵まれた生活が待っていますよ、ということなのかもしれないが、あまりにも何もかもが金ぴかすぎてちょっとなあ……慎ましい行いの先にあるのがこんな派手な環境でいいのかと(苦笑)。そしてもう一遍の『聖パトリックの煉獄』は、主の名を唱えるだけで万事OK的な流れで進んでいくのが拍子抜けだが、二編とも責め苦の描写は興味深かった。 -
な、なんと、アイルランドには聖パトリックが三人いただと!?というオドロキから手にした本書。西洋中世のキリスト教の死後世界観には、集団無意識のようにある程度のパターン化がみられる。生前の信仰実践の在り方が、汝の死後の魂の救済を左右する。だから今こそ、悔い改めよ。神の慈悲に感謝せよ。大天使に導かれ、我々も主人公と共にめくるめく煉獄の業火をくぐり抜けるところには、西洋中世における信仰と権力が不可分の人間社会の本質を見ることができる。
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悪趣味だねえ。たまりません。
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ヨーロッパを席巻したという冥界巡り譚。中世人の死生観が表れているそうだ。
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著者プロフィール
カール・マルクスの作品
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