中国春画論序説 (講談社学術文庫)

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著者 : 中野美代子
  • 講談社 (2010年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920070

中国春画論序説 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

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  • "『西遊記』の翻訳およびその論理構造の追及をしごとの一本の柱"としている著者の、もう一本の柱たる中国人の空間デザインについての考察を春宮画(春画)から推し進めていったのが本書。房中術的思想や言葉からの連想を重んじ現実にはありえぬ体位なり表情でことに及ぶ中国春画の特徴は、中国神話の神々がとかく現実味の稀薄な観念的存在である点と相通じるものがある。暴論寸前の危うい論考も目につくが、〈序説〉であればさもありなん。P316のnirvanaを論じる箇所を読んでいて、PCから「Rape Me」が流れてきた符合に微笑。

  • 中国の春画は日本とは全く違っていたので驚きました。少しもいやらしくなく、絵画として鑑賞するとかなり稚拙。しかしこの本の解析によると、そこには中国ならではの易の思想や宇宙観が数多く隠されていて大変興味深く見ることができます。日本の春画は主に劣情を煽ることが目的ですが、中国の春画はむやみな射精を良しとしない「還精補脳」を理想とした房中術に基づいている。だから猥褻さは必要としないという仮説には納得させられました。盛りだくさんの内容で中国の歴史や古典の知識がないと厳しい面もありますが、奥深い世界を味わえる本です。

  • その国の文化を知るのにはエロと食は外せないし間違いない(はず)
    性教育の一環でもあったんだろうけど、馬の上でとかブランコ乗りながらとか、まあよく考えるなあと笑えてくる

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