アリストテレス「哲学のすすめ」 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920353

作品紹介・あらすじ

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか-。ソクラテス、プラトンとともに"西洋最大の哲学者"と称されるアリストテレス。断片として今に伝わる彼の十九篇の「公開的著作」のうち唯一ほぼ復元された、哲学的に重要な著作を訳出、理解を確かなものとする解説を付す。一般庶民に向けて綴られ、古代社会で広く読まれた、万学の祖による哲学入門が蘇る。

感想・レビュー・書評

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  • 編:イアンブリコス、訳:廣川洋一、原書名:Protreptique(Jamblique)

  • 成立の経緯が色々なので、アリストテレスは著者でなくタイトルに入っている。
    掘り起こされたアリストテレス。

    解説によると、「哲学のすすめ」というのは、ソクラテスがまさにそのことに生きていたように、ソクラテスを始まりとして、伝統があるようだ。

    でも、内容というと、どうだろう?
    デ・アニマを読んだあとなので、退屈であった。
    どんどん飛ばして、サラッとしか読まなかった。元々本文も80ページもないし、文字も大きいし。

    特に今必要というような読書ではなかった。

  • アリストテレスが言いたいことはただひとつ。理知〈ソフィア〉に生きることこそが人間の幸福であるということ。その姿勢や語り口は、確かにソクラテス・プラトンの直系であることを実感させてくれる。訳者の解説も、やや専門的な話だがおもしろかった。「哲学のすすめ」的なものが、何百年もの間、いろいろな人物によって書かれていたことや、それぞれの違い。また、アリストテレスの「哲学のすすめ」はまだプラトンの強い影響下にあった頃の著作で、『ニコマコス倫理学』を著した頃の独自の考え方は見られない、等、勉強になった。

  • 知性とか哲学を前向きなもの使っていくべきだ。とアリストテレスが言っていると解釈したけども、その主張にはほんと同意!でも読んでるとアリストテレスが側にいて、自分に語りかけてるような気持ちになったかも!

  • あっさり読み終えた。一般大衆向けにアリストテレスが書いたものを訳したらしいが、そのせいか逆にわかりにくかったような気もしないではない‥。
    さらっと読了してしまったので、もっと刺さるような何かが欲しかった。

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