- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062920421
作品紹介・あらすじ
百年以上も前に、ピラミッドをバックネット代りに試合をしたアルバート・スポルディングの世界一周興行。塁間九十フィートを決めたアレグザンダー・カートライト。その距離が、盗塁や併殺のクロスプレイをうみだしてきた…。ベースボールの起源をたどり、詩との同一性を見出す鮮烈な名篇。
感想・レビュー・書評
-
スポルディングの不埒な遠征◆ホイットマンの白球礼讃◆古代エジプト起源説◆クーパースタウン神話への旅◆失われた野球場を求めて◆ダイアモンドと無限◆短詩型プレイヤー正岡子規◆アメリカ現代詩の豪打と美技◆魂のペッパーゲーム
著者:平出隆(1950-、北九州市門司区)[一橋大学社会学部]詩人・作家・批評家・装幀家・多摩美術大学教授詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
往来堂書店「2011 summer D坂文庫」から。
野球と詩に同一性を見出したという詩人が書いた一冊。19世紀末の野球世界遠征の歴史を紐解いたり、今はなきボールパークの跡地を訪ね歩いたり、野球愛に満ちた展開は読んでいるこちらも胸が躍る。最後にはボールが"魂"にまで昇華して、ワタシも昇天した。 -
2011-4-27
-
<poka>
平出さんの文章だいすきです。
「ケイシー打席に立つ」は、笑い、泣かされます。
<だいこんまる>
ケイシーと長嶋の三振シーンはすごいね。目線がいいね。 -
単行本で既読。