荘子 内篇 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 31
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920582

作品紹介・あらすじ

自由無碍の境地を語る「鵬鯤」の物語、一切肯定を謳う「荘周夢に胡蝶となる」-。老子とともに道教の始祖とされる、中国が生んだ鬼才・荘子が遺し、後世に多大な影響を与えた、無為自然を基とし人為を拒絶する思想とはなにか。荘子自身の手によるとされる「内篇」を、老荘思想研究の泰斗が実存主義的に解釈、荘子の思想の精髄に迫った古典的名著。

感想・レビュー・書評

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  • クライマックスに感動。

  • パンク・ロックのその先へ!

  • 福永氏の解説は現代的な哲学の常識を多いに踏まえ、荘子に迫ろうとしており、読み応えはあるもののわかりやすい。
    訓読はオーソドックスなスタイルというよりはかなり意訳を含み、ほとんど和文的なところもあるため、親切であり労がしのばれるが、ところどころ他の本を参照したくなるところもある。
    荘子の思想はかなりの部分「斉物論亅に集約しており、その他の章はその変奏といった觀があるが、政治的な言説も割と見出せることは意外だった。
    この本は内篇のみを収めるが、荘子の豊かに寓話的な語りはむしろ外篇、雑篇に多く見出せるかもしれないという期待も多く持った。ぜひ岩波文庫版も読んでみたい。

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著者プロフィール

1918年大分県中津市生まれ。 1942年京都帝国大学文学部哲学科卒業。  同年10月熊本野砲兵聯隊入営。戦争末期に中国大陸に渡り、広東省で終戦を迎え、47年上海から復員。東方文化研究所(京都)助手、大阪府立北野高校教諭、愛知学芸大学助教授、京都大学人文科学研究所教授を歴任。 1974-79年京都大学文学部教授。 1980-82年京都大学人文科学研究所所長。  定年退職のあと関西大学文学部教授、北九州大学外国語学部教授を勤める。その後、故郷の中津に住み、執筆・講演活動を行う。 2001年没。 著書に、『荘子』(中公新書)、『老子』(ちくま学芸文庫)、『道教思想史研究』(岩波書店)、『魏晋思想史研究』(岩波書店)など多数。人文書院刊行の書籍に『道教と日本文化』『道教と古代日本』『中国の哲学・宗教・芸術』『「馬」の文化と「船」の文化 古代日本と中国文化』『タオイズムの風 アジアの精神世界』がある。

「2018年 『「馬」の文化と「船」の文化 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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