逆賊と元勲の明治 (講談社学術文庫 2081)

  • 講談社 (2011年11月11日発売)
4.09
  • (2)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 40
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062920810

作品紹介・あらすじ

明治日本の現実の歴史過程に対して、生身の人間の個人的意思や言動、個性などは、いかなるかかわり合いを持っていたのか。西郷隆盛の「銅像建設問題」、危機の時代における「長老」の役割、政治家・明治天皇の伊藤博文への信頼と不満、軍人・山県有朋の日露開戦反対論など、先入観とフィクションを排した透徹した視線で「歴史」と「人間」を論じる。(講談社学術文庫)


裏切りと連帯。信頼と衝突。「生身の人間」が歴史を動かした。
歴史家の透徹した眼で分析する「明治」をつくった男たちの群像と、危機の時代の指導者の条件。

明治日本の現実の歴史過程に対して、生身の人間の個人的意思や言動、個性などは、いかなるかかわり合いを持っていたのか。西郷隆盛の「銅像建設問題」、危機の時代における「長老」の役割、政治家・明治天皇の伊藤博文への信頼と不満、軍人・山県有朋の日露開戦反対論など、先入観とフィクションを排した透徹した視線で「歴史」と「人間」を論じる。

※本書は、1982年にPHP研究所より刊行された『「明治」をつくった男たち――歴史が明かした指導者の条件』を文庫化にあたり改題したものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 明治維新前後から、日清・日露戦争までの政治に関わる本。
    1982年刊行の本の再刊ということで、内容に古い点はあるものの、
    個人の主観が最小限に抑えられ、非常に読みやすかった。
    読み進めると、現代の政治にも通じるところがあり、
    そこを照らし合わせてみても、なかなか面白いのではないかと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1934年、東京に生まれる。1958年、東京大学文学部国史学科卒業。1961年、東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程中退。東京大学教養学部教授、中央大学文学部教授を歴任。2020年没
【主要著書】伊藤博文関係文書(共編、塙書房) 日本近代史講義(東京大学出版会)日本の近代(放送大学教育振興会)日本立憲政治の形成と変質(共編、吉川弘文館)

「2022年 『歴代内閣・首相事典 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鳥海靖の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×