近代日本思想の肖像 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2012年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (366ページ) / ISBN・EAN: 9784062920995

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近代日本思想の変遷とその文芸批評への影響を探る内容が展開されています。特に、近代文学の終焉とともに、哲学を起点にした文芸批評の必要性が論じられ、80年代後半から2000年代初頭の論考を通じて各時代の特...

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  • 2005年、紀伊國屋書店より刊行された『思想のケミストリー』に、『<不気味なもの>の政治学』(新書館、2000年)所収論文二編を追加し、改題し、再編集したもの(講談社HPより)

  • 近代日本思想は文芸評論が哲学領域を植民地化してきたが、近代文学が終焉しつつある時代においては、哲学に原点を置いて文芸批評に逆進出するアプローチが必要であるという。内容的には80年代後半から2000年代初頭にかけての論考を集めたもので、各々の時代性を反映したものではあるが、どれも読み応えがある。特に太宰治と丸山真男を比較して論じるあたりは、社会学者ならではという印象で読み物としては面白い。とはいえ、こういうある種の学際的研究を本気でやろうとしたら、指導してくれる大学の先生はどれだけいるのだろうかという疑問もある。このような観点から日本近代思想を解釈していくのはテーマとしては面白いのだが、中々盛り上がらない領域なのかもしれない。そもそも文芸批評や哲学自体が下火でもあるし。

  • p.2012/3/19

  • 「思想のケミストリー」に新項目が加えられたもの。

    加えられたのは、「丸山眞男」と「丸山眞男と太宰治」についての論文。

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著者プロフィール

【著者】大澤 真幸(おおさわ・まさち)
1958年長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』(岩波現代文庫)で河合隼雄学芸賞を受賞。近著に『〈世界史〉の哲学』シリーズ(講談社)、『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房)、『我々の死者と未来の他者』(集英社インターナショナル新書)、『私の先生』(青土社)など。

「2024年 『メディア論集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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