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Amazon.co.jp ・本 (800ページ) / ISBN・EAN: 9784062921060
作品紹介・あらすじ
遣欧米使節、鷗外、漱石、子規、蘆花、荷風
有名無名の人々が見た近代日本の光と陰
幕末から明治へ――「若い時代」を生きた日本人のこころ
西洋との鮮烈な邂逅で幕を開けた日本の近代。遣欧米使節、諭吉、鷗外、漱石、植木枝盛、子規、啄木、蘆花、荷風――。有名無名の人々が遺した三十二篇の日記に描かれる、幕末・明治という日本の「若い時代」に現出したさまざまな異文化体験。そこに浮かび上がってくる、日本人の心性と日本人像、そして近代日本の光と陰。日記にみる日本人論・近代篇。
私が取り上げた日記の中で、私の関心を最も惹いたものは、日記作者その人の声にほかならなかった。私はいつも、なにか心からの声に、耳を傾けようと努めた。表現された感情のいかんにかかわらず、単に熟達した文体ではなく、なにかはっきりと、個性的な音色のようなものを聞こうとした。私はまた、文学史家が誰一人注目することのない日記の中にさえ、それを読む今日の読者が、何百年も昔に生きたその作者に突然一種の親近感を抱くような、なにか感動的な瞬間がないかと探し求めた。――本書「序」より
※本書は、1988年に朝日新聞社より刊行された同名書籍の上下巻を合本にしたものです。なお、初出は、1986年10月13日から1987年10月29日にかけての朝日新聞での連載です。
みんなの感想まとめ
幕末から明治・大正にかけての日本人の日記を通じて、近代日本の変遷と人々の心情が鮮やかに描かれています。西洋文明との出会いに対するさまざまな反応が記録されたこの作品では、著名な作家たちの他にも、一般の人...
感想・レビュー・書評
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約700頁、ようやく読了。幕末から明治・大正までの間の日記は、日本人が否応なく西洋文明と付き合わなければならなかった時代を反映。或る者は挫折、拒絶し、また或る者は易々と馴染む様を記す。津田梅子に代表される女性の日記は興味深い。徳富蘆花の日記からくる嫌悪感。木下杢太郎が、我が故郷・銚子と浅からぬ縁があった喜び。最期を飾る永井荷風の日記から『あめりか物語』が読みたくなった。
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18355
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB0696763X -
タイトルの通り、『百代の過客』の続編。
幕末から明治にかけての日本人の日記を取り扱ってる。
福沢諭吉、夏目漱石、森鴎外、石川啄木、永井荷風等々の有名な作家から、現在ではほとんど知られていな幕府の役人など、色んな人の日記を次々と紹介してくれる。
海外視察で派遣された役人や好んで海外に留学した人など、鎖国がおわり初めて「外国」に触れた人々の反応がそれぞれで面白い。
でも、自分にとって興味深かったのは、石川啄木と、正岡子規の日記だった。ふたりは海外には行くことがなかったけれど。
石川啄木の『ローマ字日記』は読んだことがあるので、キーン氏の言葉に同感しつつ読んだ。
正岡子規といえば司馬遼太郎の『坂の上の雲』のイメージしかなかったけれど、日記の中の子規もとても魅力的に感じた。日記もぜひ読んでみたいと思った。 -
めっちゃ分厚いですね。
ちょうど2/3あたりまできました。
日本人というものを考える良い材料です。
取り上げられた日記からはアイヌの人々、沖縄の人々への行為は本当に噴飯ものです。日記の著者が記録した時点ですでにアイヌ、沖縄の人々の人口が激減していると。
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