百代の過客 〈続〉 日記にみる日本人 (講談社学術文庫)

制作 : 金関 寿夫 
  • 講談社
4.22
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本棚登録 : 50
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (800ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062921060

作品紹介・あらすじ

西洋との鮮烈な邂逅で幕を開けた日本の近代。遣欧米使節、諭吉、鴎外、漱石、植木枝盛、子規、啄木、蘆花、荷風-。有名無名の人々が遺した三十二篇の日記に描かれる、幕末・明治という日本の「若い時代」に現出したさまざまな異文化体験。そこに浮かび上がってくる、日本人の心性と日本人像、そして近代日本の光と陰。日記にみる日本人論・近代篇。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。女性の日記を扱った5章が好き。小梅日記が面白かった。とても厚い本で、しかも講談社学術文庫だから、読むのを躊躇するかもしれないけど、とても楽しくスイスイと読むことができた。

  • タイトルの通り、『百代の過客』の続編。
    幕末から明治にかけての日本人の日記を取り扱ってる。
    福沢諭吉、夏目漱石、森鴎外、石川啄木、永井荷風等々の有名な作家から、現在ではほとんど知られていな幕府の役人など、色んな人の日記を次々と紹介してくれる。

    海外視察で派遣された役人や好んで海外に留学した人など、鎖国がおわり初めて「外国」に触れた人々の反応がそれぞれで面白い。

    でも、自分にとって興味深かったのは、石川啄木と、正岡子規の日記だった。ふたりは海外には行くことがなかったけれど。
    石川啄木の『ローマ字日記』は読んだことがあるので、キーン氏の言葉に同感しつつ読んだ。
    正岡子規といえば司馬遼太郎の『坂の上の雲』のイメージしかなかったけれど、日記の中の子規もとても魅力的に感じた。日記もぜひ読んでみたいと思った。

  • めっちゃ分厚いですね。
    ちょうど2/3あたりまできました。
    日本人というものを考える良い材料です。
    取り上げられた日記からはアイヌの人々、沖縄の人々への行為は本当に噴飯ものです。日記の著者が記録した時点ですでにアイヌ、沖縄の人々の人口が激減していると。

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プロフィール

1922年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年、文化勲章受章。主な著書に『日本人の西洋発見』『日本との出会い』『百代の過客』『日本文学史』『明治天皇』『ドナルド・キーン自伝』などがある。93歳で評伝『石川啄木』を執筆。

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