ヘーゲル「精神現象学」入門 (講談社学術文庫)

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本棚登録 : 80
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062921091

作品紹介・あらすじ

感覚、知覚、悟性、自己意識、理性、精神。意識は経験をとおして高次に向かい、「絶対知」へと到達する-。近代西洋哲学史上、最も重要にして最も難解とされる大著の核心を、精緻な読解と丁寧な解説で解き明かす。「絶対的な真理」を秘めた神話的な書物という虚妄のベールを剥いで立ち上がる、野心的な哲学像の実現に挑んだヘーゲルの苦闘の跡とは。

感想・レビュー・書評

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  • 自分とか、意識とか、他人とか、僕の中で漠然としつつも、読みながら色々考えるのはやっぱり楽しい。ひとつのところから、考えが広がっていく感覚もあるかも。「精神現象学」を好きな人たちが書いているテンションみたいなものも感じる。

  • 哲学における古典のなかでも、難解をもって知られる『精神現象学』のための入門書である。構成は『精神現象学』における叙述の順序の通りであるが、「意識の経験」の順序が各部で繰り返されているヘーゲルの論理をよく把握できるようになっている。また、『精神現象学』ないしヘーゲルの哲学そのものを、完結した閉じた体系として把握しようとする従来の評価を批判し、未完の体系として、ヘーゲル自身の思想的苦闘の記録として、『精神現象学』を解説する。この見方によってこそ、ヘーゲルの意図を尊重しつつ、ヘーゲルの叙述を現代でもなお精彩ある「哲学書」として把握する道が開かれるだろう。

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著者プロフィール

加藤尚武(かとう・ひさたけ)
1937年、東京生まれ。
1960年、東京大学教養学部学生として安保闘争に参加。
1963年、東京大学文学部哲学科を卒業。東京大学文学部助手、山形大学教養部講師・助教授、東北大学文学部助教授、千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授、鳥取環境大学学長、東京大学医学系研究科特任教授を歴任。元日本哲学会委員長。日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授。
《専門》
ヘーゲル哲学、環境倫理学、生命倫理学。現在は、徳倫理学、貢献心、利他主義の研究開発に従事している。
《受賞》
哲学奨励山崎賞(1979年)、和辻哲郎文化賞(1994年)、紫綬褒章(2000年)、建築協会文化賞(2002年)
《主な著書》
『加藤尚武著作集』(全15巻)未來社ほか多数

「2020年 『加藤尚武著作集 第15巻 応用倫理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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