大いなる小屋 江戸歌舞伎の祝祭空間 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062921114

作品紹介・あらすじ

江戸時代と現代の歌舞伎との断絶。その最たるものが、劇場空間と社会的位置づけの違いである。辺境にある「悪所」は噎せ返るほどの祝祭性を発散し、役者と観客は渾然一体となって別天地に酔った。歴史学、民俗学、人類学などの知見も総動員し、江戸時代の芝居小屋を活写再現する。「紙の上に劇場を建てた」(渡辺保)と評された劇場空間論の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 「1994年に刊行された『大いなる小屋――江戸歌舞伎の祝祭空間』(平凡社ライブラリー)を底本にし、新たに雑誌『歌舞伎 研究と批評』(歌舞伎学会、発売・雄山閣)に収録された対談を付録として追加しました。」

  • 141220 中央図書館
    江戸時代の歌舞伎小屋は、一座、役者と観客が、非日常の空間を共有する空間であり、さまざまな仕掛けが施されていた。
    当時の喧しい見世物小屋通りが眼前に立ち上がるような、迫力だ。

  • 芝居小屋が都市の中のどういう場所にあるのか、外見はどうなっているのか、という話から始まり、徐々に視点が劇場の中へ、そして役者へと近づいていく。最初はとっつきにくく感じたが、だんだん面白くなり、読み終えてみればこの順序に意味があった。旧金毘羅大芝居(金丸座)で芝居を観たい、と強く感じた。しかし、昔ながらの「芝居小屋」を現代に復活させるには現実面でいくつも難題があるようだ。

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著者プロフィール

1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。国立劇場芸能調査室主任専門員、千葉大学教授、日本女子大学教授等を経て、千葉大学名誉教授。2007年没。おもな著書に、『市川団十郎』『江戸歌舞伎の美意識』(平凡社)、『大いなる小屋』(平凡社、講談社学術文庫)、『歌舞伎のキーワード』『歌舞伎ことば帖』『宿神論』(岩波書店)、『江戸の芝居絵を読む』(講談社)など。

「2020年 『市川團十郎代々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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