世界文化小史 (講談社学術文庫)

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  • 講談社 (2012年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (524ページ) / ISBN・EAN: 9784062921220

みんなの感想まとめ

人類の歴史と文化の進化を網羅したこの作品は、地球の創生から第一次世界大戦までの広範な時代を扱っています。著者の深い理解に基づく流れるような解説は、単なる事実の羅列にとどまらず、歴史の背後にある人間の活...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館でふと巡り合った本。あれ、ウェルズ氏ってSFの人じゃなかった?ということで衝動読みしました。世界文化小史、というより人類の、いや地球の歴史からこの本が書かれた現代 (第一次大戦後) に向けて、生物がどのように発展したかをテーマに書きあげられた本です。
    本書の一番の特徴は、単なる事実の羅列ではなく、とは言え史実に沿った歴史の解説が流れるように進むところでしょうか。著者の持つ世界史 (生物の進化の歴史をベースにした、人間の活動) への深い理解が成せる業なのでしょう。
    もちろんヨーロッパを軸足に置いている点や近代の記載が力が入ってるがしかし駆け足すぎるところなどが少し残念なものの、その代わり事実の洪水にしない点・特定の思想に偏らず、近代以後の劇的な生活の変化の可能性と危険性をも書いていることにハッとさせられる。

    産業革命後、文化や科学の発展とともに、多くのものが消えて破壊されてきた。IT の力で更なる力を得た人類がどうなるのか。正直、不安と恐怖ばかりだけど、それでも希望を見出したい。それが、この本を読んだ直後の自分の感情でした。

  • 1922刊の世界通史。
    「1850年にはエジプト以外のアフリカは暗黒大陸であった…1900年までにヨーロッパ列強の間に、原住民の福利には無関心に分割された。ヨーロッパ色に塗りつぶすことが永久的解決と信じ…産業革命によってもたらされた一時的な優位が、人類指導権の証左とみなされ、科学知識が移転しうるものとは思い至らなかった」分裂しかけたオスマン帝国、インド、清、日本「アジアの人口稠密な文明諸国をも、搾取のための原料にすぎないかのように分割することに傾倒した」ところが、新たに日本が一強国として参入した。中世的から古今に類を見ない西欧化に成功…
     第二次世界大戦前の、世界大戦は君主制独裁と民主主義の戦いであったという進歩主義的史観。
     岩波新書の、第二次世界大戦後の見解との変化が興味深い。

  • HGウェルズが書いた歴史書。原著を5分の1くらいに縮小してまとめたものらしい。地球の創生から第一次世界大戦終了までを扱っている。時代が時代ということもあり、ヨーロッパ中心の記述になるのは否めないが、それでも原始から古代、中世までの記述が抱負で、読み物として十分価値があり面白い。第二次世界大戦などの激動の歴史がウェルズによって語られていないのは大変残念であるが、それを差し引いても読んで良かった。

  • 生命の誕生から、20世紀初頭までの人類の歴史を辿った一冊で、細かい歴史の背景は完全には飲み込めなかったけど、スケールの大きさを感じて熱中して読んだ!でも今回読んだのは初版版を元にした翻訳だけど、改訂版のエピソードはさみしくなったなぁ・・・。

  • 【読前メモ】
    世界史の流れを改めて学ぶための参考書として教えてもらった。

  •  SF作家として知られるウェルズの世界史概論。地球、人類は一つという思想をもとに語られているが、その割には東洋史の記述が少なすぎるのが難点。

  • この「物語」の続きが気になる。

    半分冗談ですが、半分本気です。「大昔から昔へ」という構造が「現代からちょっと先の未来へ」という構造に近似するということはありそうな、気もしないでもないっていうか。

    フランス革命が理解しきれていないんですよね…
    「ベルバラ」読めば分かる?

    歴史観っていうか、文明観っていうかそういうものが醸造される感覚(それは錯覚なのかもしれない)を得られる良書です。

  • ウエルズに先見の明があったかどうか確認?なんて不遜なコトは言いません。彼がこの本を書くに至ったコトに思いを馳せたい。。。

    講談社のPR
    「『宇宙戦争』で知られる「SFの父」が、世界が直面する危機を前にして執筆した人類史の回顧と将来への展望。恰好の世界史再入門書。
    1971年、角川書店刊の同名書籍の学術文庫化。」

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