密教とマンダラ (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2014年4月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784062922296

作品紹介・あらすじ

「NHK市民大学」のテキストに加筆修正した、決定版入門書。真言宗・天台宗という日本の密教を、世界の仏教史中に位置づけ、歴史、教義の概略、大日如来をはじめとする数多くのほとけを体系的に紹介。諸経典をふまえて密教諸尊を視覚的に配置したマンダラについて、代表的な胎蔵マンダラと金剛界マンダラを中心に、種類、構造、思想、それぞれのほとけのマンダラにおける役割や、マンダラの多様な展開について、平易に解説する。


「NHK市民大学」の同名の講座テキストに加筆修正した入門書。真言宗・天台宗という日本の密教を、世界の仏教史のなかに位置づけ、その歴史、教義の概略、大日如来をはじめとする密教で信仰される数多くのほとけを体系的に紹介。諸経典をふまえて密教諸尊を視覚的に配置したマンダラについて、代表的な胎蔵マンダラと金剛界マンダラを中心に、種類、構造、思想、それぞれのほとけのマンダラにおける役割や、マンダラの多様な展開について、平易に解説する。

みんなの感想まとめ

密教の魅力を平易に解説する本書は、真言宗や天台宗の歴史を背景に、密教の教義やマンダラの構造を体系的に紹介しています。著者の明快な文章は、専門用語が多く登場するにもかかわらず、読みやすさを保ち、初心者で...

感想・レビュー・書評

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  • 2026.5.18
    平易だけどわかりやすくて良い
    密教の面白さをよく伝えてるとおもった

  • 密教とマンダラ両方に関してほとんど知識を持たない身として書評を書きます。最初にざっと目を通した感じでは、専門用語がかなり登場してくることや、仏様、如来、菩薩など様々な固有名詞が多数出てくるので、これは読むのが厳しいかなと思いました。しかし不思議と読み始めると一気に最後まで読めました。

    第一に著者の文章がとても読みやすいことです。後半のマンダラの箇所では、マンダラの各部署の説明を会社の組織に当てはめて解説されるなど、一般人を意識して極めてわかりやすく解説されています。第二に、説明の順番が良いことです。前半では密教の歴史や概略を説明していて、後半にマンダラの解説があるのですが、前半をしっかりおさえておくと、後半は意外にすっと頭の中に入っていきます。その意味では初心者がマンダラだけに興味があって、いきなり後半のマンダラの解説から読み出すと、理解がかなり難しいかもしれません。ちゃんと1ページ目から順に読めば、終わった頃には相当の知識が積み上がっている自分に気付きます。四国のお遍路さんの由来や、なぜ4つの国を歩く必要があるのか、しかも東(徳島)から南(高知)、西(愛媛)、北(香川)という順番に進む理由なども本書を読むとよくわかります。まさかその理由もマンダラに示されていたとは知りませんでした。本書は密教に関心がある方にも当然お薦めできますし、マンダラなど密教芸術に関心がある方も、本書を読んだ後に鑑賞すれば10倍楽しめるのではないでしょうか。

  • 初心者でも分かりやすい

  • 「NHK市民大学」で放映された内容にもとづいた本で、密教の概要と曼荼羅を中心にその諸側面についてのわかりやすい解説がなされています。

    密教の歴史についての解説では、やはり中国から日本にわたってきた密教の展開が中心になっていますが、ごく簡単にではあるもののチベット仏教についても触れられています。また空海の思想については、「即身成仏」と「密厳国土」を基軸として理解することができるという著者の解釈が提出されています。また、両部・両界曼荼羅については、それを構成している諸仏とそれらのもつ意味について、他の章にくらべて多少くわしい説明がなされています。

    おおむね密教についての概要を学ぶことのできる入門書といってよい内容だと感じました。

  • 密教とは?マンダラとは?仏教との違いは?狭義、広義の密教とは?

    真言宗の僧侶でもある著者により、素朴な疑問への答えを非常に分かりやすく導き出してくれるとともに、現代社会における密教の限界にも触れているところが好感が持てた。

    宗教というものを本質的に理解する上でも、参考になるのではないかと感じた。

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著者プロフィール

1945年 香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。種智院大学講師、同教授、国際日本文化研究センター教授を経て現在、種智院大学学長。文学博士(京都大学)。密教学専攻。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「1994年 『密教大系』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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