カントの時間論 (講談社学術文庫)

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  • 講談社 (2016年4月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784062923620

作品紹介・あらすじ

西洋哲学を通じて時間に関する思索は二つの異なった道をたどってきた。一つはアリストテレスに典型であるように、時間を外的物体の運動との連関で思索する道であり、もう一つはアウグスチヌスに典型であるように、時間を記憶や予期や知覚などの「こころ」のあり方との連関で思索する道である。カントの時間論にはこの二つの道が豊かに流れ込んでいる。客観的時間が「心」のあり方を決める時間であること、それをカントはめざした。


時間に関するすべての現象を取り込み、細部まで誠実に検討を重ねること。カントが「時間」探求において頑なに保持したのはこの姿勢であった。物体の運動を可能にする客観的時間が自我のあり方を決める時間であることをいかに精確に記述することができるのか。『純粋理性批判』全体に浸透している時間構成に関するカントの深い思索を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • カントの時間論を中島さんが解説したもの。『純粋理性批判』も読み、先日『存在と時間』も完読したので、何とかなるのかと思ったが、何ともならなかったというのが正直な感想。アンチノミー1(起源・過去)とアンチノミー3(自由意志・未来)が時間論と深くかかわるというのは、そういう読み方はできてはいなかったなというのが精一杯の感想か。もう少し自分の言葉にして批判的に理解できるようにしたいが、まだ足りない。ただ、以前と比べるととりつくしまくらいはあるか。
    初版はあとがきによると1987年に書かれた論文で、中島さんがまだ40歳のころ。大森荘蔵や廣松渉ともやりとりがあったと書かれていて、そういうオリジンがあったんですね、といったところ。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00270154

  • やっぱり難しいですね。

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著者プロフィール

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰.
著書に, 『カントの時間構成の理論』(理想社. のち改題『カントの時間論』講談社学術文庫),『モラリストとしてのカント1』(北樹出版. のち改題『カントの人間学』講談社現代新書),『カントの自我論』(日本評論社. のち岩波現代文庫), 『悪について』(岩波新書),『悪への自由──カント倫理学の深層文法』(勁草書房. のち改題『カントの「悪」論』講談社学術文庫),『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫), 『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎)ほか.

「2024年 『その二 「純粋理性」の舞台裏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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