現代思想の遭難者たち (講談社学術文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 185
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062923644

作品紹介・あらすじ

1996年から約3年にわたって、講談社から刊行されたシリーズ『現代思想の冒険者たち』(全31巻)の「月報」に連載された好評4コマに、大幅に増補して刊行、ベストセラーとなった傑作が、ついに文庫化。
マルクス、ニーチェから、フーコー、デリダ、エーコ、ハンナ・アレントまで、34人の現代の思想家を笑い飛ばす!
思想のエッセンスを直観的に汲み取り、笑いに変えてしまう「いしいワールド」のエネルギーに、哲学者たちも毀誉褒貶。これは現代思想の「脱構築」か?それとも哲学に対する冒涜か? 連載時から話題沸騰、そして、手塚治虫文化賞も受賞!
各思想家のプロフィールと思想の要所をまじめにおさえた、専門家による注も完備。文庫版のおまけ「学術文庫の遭難者たち」も載録!
[原本:『現代思想の遭難者たち 増補版』 2006年、講談社刊]

感想・レビュー・書評

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  • 我が岡山が産んだ偉大な漫画家いしいひさいち先生の、難解な現代哲学をやさしく解説した奇跡のような現代漫画です(^-^)/

    ナント何時の間にかあの手塚治虫文化賞を受賞していたらしく、見逃していました。文庫本になってお求め易くなったこともあり、衝動買いをしました。セリフの字はクセ字の上に多くて、そうでなくても読みにくいのに、文庫本になって更に字が小さくなって、素晴らしく難解になっています。かつて哲学・思想(日本だけど)を齧った私は、当時を思い出しながら、わからないのに解った振りをしながら、愉しく最後まで読ませて頂きました。

    ハイデガー、マルクス、ニーチェ、カフカ、フロイト、ユングから始まり、名前さえも初めて聞いたクリステヴァ、ホワイトヘッド、バフチン、バシュラール、クーン、クワイン、メルロ・ポンティなどの、迷路に入り込んだような御言葉を「拝見」させてもらいました。

    時々話題になるのに、目次に入っていないサルトルや、なんで出てこないのか意味がわからないレーニンや毛沢東の非存在は、きっと第二部への布石なのだろうと拝察致します。その時には日本篇も是非!

  • 哲学
    まんが

  • 4コマで現代思想家を解説

  • 20170113読了。教養フェアで平置きされており興味がひかれ購入。昔単行本を図書館で借りて読んだような気がする。「反証可能性」のポパーが登場するのが意外に感じられたが、科学哲学だから意外でないのか、、、

  • いやー、いしい被災地のマンガのなかでもとびぬけて難しい。4コマ漫画なのだが、7割くらいオチの笑いどころが理解できなかった。タイトルの通り、読んでいるとどんどん自分の考えが漂流していく。果たしてこの内容と笑いを理解しながら読んでいる人はどのくらいいるのだろうか? よほど哲学に自信がない限り、手を出すのはかなり危険な一冊。まさに、あとがきマンガのとおりである。

  • 今まで読んだ講談社学術文庫の中で一番おもしろかった。いしいひさいちのコスパ高い笑いはほんとにものの味方の勉強になる。

  • 2016/10/10

  • 本書は、2002年に単行本(2006年に増補版)で刊行されたもの(既に絶版)の文庫版であるが、初出は1996~1999年に『現代思想の冒険者たち』全31巻の月報への連載。
    書店で見て、コンセプトのあまりの面白さに迷わず購入したものの、想像をはるかに超える難解さであった。。。そして、いしいひさいち氏の、それぞれの遭難者の思想のエッセンスを抽出して、4コマ漫画にまとめる力量に脱帽した。
    各遭難者の思想・キーワードについて相応に理解していないと、本当の面白さはわからない(と思われる)が、マルクス、ニーチェ、レヴィ=ストロースあたりの大御所はともかく、現代思想の素人にとっては馴染みのない思想家も少なくなく、全編を楽しむにはかなりの幅広い基礎知識を要する。
    それでも、知的好奇心は間違いなく刺激される佳作である。

  • うーん、全然わからんw しかし間違いなく、いしいひさいちワールド。理解は放棄して雰囲気を楽しむ。

  • すいすい、重要な思想者のキーワードを眺めることができる。

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著者プロフィール

1951年、岡山県玉野市生まれ。関西大学に入学し漫画同好会に入会。在学中より求人誌『日刊アルバイト情報』で「Oh!バイトくん」を連載し、大学卒業後、四コマまんが集『バイトくん』(プレイガイドジャーナル社)を出版。1985年に文藝春秋漫画賞、2003年に手塚治虫文化賞、2006年に菊池寛賞を受賞。現在、朝日新聞朝刊の「ののちゃん」を連載中。著作に「がんばれ!!タブチくん!!」「おじゃまんが山田くん」「地底人」「コミカル・ミステリー・ツアー」「現代思想の遭難者たち」「女には向かない職業」「となりの山田くん」「ホン!」「フン!」「ヘン!」「まぁ映画な、岡山じゃ県!2―シネママル珍風土記」「現代思想の遭難者たち」「ののちゃん①~⑪」など多数。

「2018年 『ののちゃん ⑪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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