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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062923798
作品紹介・あらすじ
「滑稽とはなにか」
「のらくろ」の巨匠が真摯に探求した。
国内外の美学、修辞学、論理学等の著作から
滑稽論を渉猟し、理論的バックボーンを追求。
また、芸能・文芸・絵画の史料にその発祥を求める。
ユーモア、ウィット、笑い、コミック、ナンセンス、、、、
様々な滑稽の表層から核心に近づこうと苦心する
巨匠のあゆみを追体験する。
理論の実例として、実作者ならでは、
自身の作品を豊富に使用。
(「理論編」に挿入されるアリストテレス、カント、ベルグソンらの似顔絵も一見の価値あり。)
また、愛弟子の長谷川町子ほか同時代作家の作品も、
巨匠によるあたたかな解説とともに掲載。
感想・レビュー・書評
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序盤、「滑稽」についてさまざまな側面から論を集めるのはなかなか面白いのだが、後半に入って日本における滑稽の歴史になってくると、単なる人物の羅列のようになってしまい、一気に眠くなってくる。しかも本人があとがきに書いてあるように、マンガ以外の歴史を調べることは蛇足であり、その意味でも本書は単に著者の著者による著者のために書かれた本であるから、よほどの物好きでない限りカネを出して買ってまで読む必要はないと思う。
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