- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062923873
作品紹介・あらすじ
講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第2期の2冊目。
紀元前二千年紀、現在のレバノンの地に出現し、経済力と技術力を武器に、東地中海沿岸部に次々と国際商業都市を建設した、海洋の民フェニキア人。のちのアルファベットのもととなった「フェニキア文字」で知られる彼らは、アッシリアやアケメネス朝ペルシアなどオリエントの諸大国に脅かされながらも千数百年をしたたかに生き抜き、一部は北アフリカにカルタゴを建国、イベリア半島までおよぶ地中海の覇者として君臨するが、やがて彼らの前に、強大化した最後の敵・ローマが立ちはだかる。
三次にわたるポエニ戦争、ハンニバルの活躍、スキピオ率いるローマ軍による破壊のすえに滅亡した帝国カルタゴは、地中海世界に何を残したか。古代地中海史の「失われた半分」の復元に挑む、日本人研究者による、初めての本格的フェニキア・カルタゴ通史。
原本:『興亡の世界史 第03巻 通商国家カルタゴ』講談社 2009年刊
感想・レビュー・書評
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二人の著者が交互に書いているのだが、読み辛いと感じた。
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/741461 -
フェニキアとカルタゴの歴史をこれだけじっくり読んだのは初めてである。チュニジアでカルタゴに実際に行ったときのことが思い出される。
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カルタゴっていうか、前半分は本国のフェニキアの話。拡大期で鬼畜とかしたローマの最大のライバルになったゆえに、歴史から抹消されて(悪い部分のみ記録に残った)可哀そう。にしても、歴史に残るハンニバルは凄いけど。