時間の非実在性 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062924184

作品紹介・あらすじ

マクタガートが1908年に「Mind」誌に発表した「時間の非実在性」(The Unreality of Time)は、時間の哲学についての不朽の名作として名高い。発表から100年を過ぎた今でも、必読の文献とされる。
しかしながら、これまで、邦訳が刊行されていなかった。
本書は、現在、日本の代表的な哲学者の一人である永井均氏が、はじめて全訳し、かつ、きわめて詳細な注解と論評を施したものである。
マクタガートの時間論で、核心をなすのが、時間のA系列、B系列という議論である。
A系列とは、過去・現在・未来と流れていくことに時間の本質を見る。
B系列とは、より前であるか、より後であるか、に時間の本質を見る。
マクタガートの議論を丁寧に解説し、そのうえで、A系列、B系列をもとに、訳者が独自の「注解と論評」を加えた、必読の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 実生活ではほぼ考えることのない事柄だ。突き詰めて考えたときに見えてくる不思議な事実。人間は、言葉を使って考える。何がどういう使えるかということから身を引いた、思考。

  • 2017年9月5日借り出し。最後まで読み切れず。

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著者プロフィール

ジョン・マクタガート(John McTaggart)
1866年9月3日 - 1925年1月18日
ロンドンに生まれ、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで哲学研究を続けた。イギリス観念論者として、ヘーゲルの研究で評価を得たが、もっとも有名なのが、1908年に雑誌「Mind」に発表した論文「時間の非実在性」である。

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