七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書 (講談社学術文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 講談社 (2017年11月11日発売)
3.83
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (1200ページ) / ISBN・EAN: 9784062924658

作品紹介・あらすじ

前三世紀頃、アレクサンドリアの七十二人のユダヤ人長老たちがヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめた。この通称「七十人訳」こそ、現存する最古の体系的な聖書であり「イエス時代の聖書」である。本書では当時の聖書解釈までを含めて翻訳・注解、ヘブライ語版との相違も明示する。歴史、哲学、文学、美術……すべてに通底する西洋文明の基礎文献。


紀元前3世紀頃、ギリシアが強大な力を持っていたヘレニズム時代。アレクサンドリア(エジプト)の七十二人のユダヤ人長老たちがヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめたという。この通称「七十人訳(しちじゅうにんやく)」が、新興宗教の一つでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる――。
現存する最古の体系的聖書であり、イエスの時代に普及していた七十人訳。本書では、死海写本や史書とも照らしつつ、当時の聖書解釈までを含めて翻訳・注解する。

みんなの感想まとめ

神の言葉や創造の美しさを感じさせる内容が特徴で、読者に深い感動を与える作品です。特にモーセ五書に関しては、異なる訳を比較することで細やかなニュアンスの違いを楽しむことができ、腑に落ちる表現が多数含まれ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いやー、結構時間かかりました。つらつら寄り道しつつ、読破するまでにマル5カ月!

    ・・・
    キリスト教に興味があり、虫食いのように読んできた旧約聖書ですが、この度腰を据えて読んでみることにしました。

    世界史の授業で知りましたが、現在ヘブライ語から訳される旧約聖書はかなり新しいものらしく、その出自も良く分からないとか。他方、本ギリシア語からの翻訳の方が古く、こちらの方が正統!?というか混ざりものが少ない?とか言われているみたいで。で、私はギリシア語原典の訳をチョイスしました。

    ・・・
    なお収録されているのは所謂モーセ五書(律法)と言われる「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の五つ。

    初めの二つ、創世記と出エジプト記は劇画チックでまだ読めますが、残りの三つはルール集みたいな記述が多く少しダル目です。

    ・・・
    そんななか、実はですね、本書で一番響くのはあとがきの秦氏のキリスト教への懐疑です。

    疑問や矛盾だらけになるのになぜ問わぬ?なぜ気づかぬ?キリスト者よ、みたいなまっとうな問い。私も似たような思いがあり、本書を手にしました。

    ・・・
    ちなみにですが、やはり訳文をつらつら読むのはそれなりにだれます。

    ご参考までにですが、里中満智子氏の書かれたマンガ「旧約聖書」、そして「コンサイス聖書歴史地図」を並行して参照されることをお勧めします。理解が結構進むと思います。

  • 土着のいち新興宗教に過ぎなかったキリスト教が、世界宗教に発展する礎となったと言われる七十人訳。本書はそのギリシア語訳からの邦訳である。恐らく一般的であろう新共同訳とは違うものであるが、ヘブライ語→ギリシア語の翻訳の際、どれぐらいニュアンスの変化があったのか……というのは、恐らく著者が選書メチエから刊行した本に書かれているのだろう(買いに行くか)。
    新共同訳と突き合わせて読むのも面白いかもしれない(家にあったっけな)。
    それにしても、神、無茶振りは激しいし、コンビニ売りの家庭内バトル漫画に登場する悪役の小姑みたいにネチネチと小うるさいし、よりによって何でコイツを信じようと思った!?ww

  • モーセ五書は、新共同訳で読んで以来、2回目。

    どれくらい違うのかな、と思ってたけども、細かいニュアンスの部分でしかないかな、という印象

    けど、腑に落ちる表現が多く、単純に初めてモーセ五書読むなら、金額はさておき、これから読むのがわかりやすいのではないかと思った

  • 【版元】
    訳者:秦 剛平
    発売日 2017年11月11日
    価格 定価 : 本体3,150円(税別)
    ISBN 978-4-06-292465-8
    判型 A6
    ページ数 1200ページ
    シリーズ 講談社学術文庫
    初出  本書は、河出書房新社から刊行された『創世記』(2002年)『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『申命記』(いずれも2003年)を合本したものです。文庫化にあたり、その後の研究をもとに加筆・修正・再構成を行い、新たに図版を挿入しました。


     紀元前3世紀頃、ギリシアが強大な力を持っていたヘレニズム時代。アレクサンドリア(エジプト)の七十二人のユダヤ人長老たちがヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめたという。この通称「七十人訳(しちじゅうにんやく)」が、新興宗教の一つでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる――。
     現存する最古の体系的聖書であり、イエスの時代に普及していた七十人訳。本書では、死海写本や史書とも照らしつつ、当時の聖書解釈までを含めて翻訳・注解する。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062924658


    【簡易目次】
    目次 [0003]
    凡例 [0004-0006]
    はしがき [0009-0013]

    創世記 0015
    出エジプト記 0217
    レビ記 0367
    民数記 0481
    申命記 0635

    注 [0769-1186]
    あとがきに代えて――この世は分からないことだらけ(二〇一七年九月末日 秦 剛平) [1187-1196]

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1942年生まれ。現在、多摩美術大学名誉教授、ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー、ヨセフス・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教部会運営委員(聖書文学協会、アメリカ)。
著書に『旧約聖書続編講義』(リトン)、『描かれなかった十字架』、『あまのじゃく聖書学講義』(いずれも青土社)。訳書に『ユダヤ戦記』全3分冊、『ユダヤ古代誌』全6分冊(いずれもちくま学芸文庫)、フィロン『フラックスへの反論+ガイウスへの使節』、エウセビオス『コンスタンティヌスの生涯』(いずれも京都大学学術出版会)ほか多数。

「2025年 『ひろひと天皇年代記 一九四五年八月ヒロシマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秦剛平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×