- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930321
作品紹介・あらすじ
二五歳にもなって日雇い仕事すら失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。なぜ俺を嵌めた? 信じられるのは誰なんだ? 手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。
感想・レビュー・書評
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久々の、寝る間を惜しんでの一気読み。
すっごい面白かったー!
社会派ミステリーだが、重いテーマで考えさせられるというよりは、単純にストーリーにのめり込んで楽しめる作品。
でもやっぱりラストはさすが。単なるエンタメでは終わらない。
「たいした悪だと思っていないこと」への報いも、これ以上「積み重ね」ないような救いもしっかりと描かれていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
騙す相手リストに記号
『BL』バットラック 運の悪いやつでうまく引っかかったカモ。
『HL』 ハードラック 更に運の悪いやつで首をくくっちまってもう用無し。
『HL』に認定された被害者からの逆襲になるのか…
それに巻き込まれてしまう仁。
でもなぁ〜派遣切りにあって、日雇いで、ネットカフェ住まいで、どん底なんは分かるけど。強盗はあかん。人は傷つけないとルール作っても、そんなのそのうちルール無用になるって!
闇の掲示板とかで、変な犯罪紛いの仕事とかして、自分を堕とすな!
そもそも、そんなどん底になったら、公的機関で何とかして貰えんの?生活保護なりなんなり…まぁ、それで解決したら、この話なくなるけど(^_^;)
でも、実際に自分がそんな立場になったら、どうなるのか?と言われれば………
何とか頑張って、堕ちないようにする!
みんな色々あっても頑張ってんねんで!
でも…闇の住人の森下さんは、魅力的やわ〜あかん!闇に堕ちていく〜(ーー;) -
昨日モデルナの2回目を打ってきた。
翌日は明け方から猛烈な頭痛と、発熱。
副反応が強いと聞いていたので、日曜は只管寝よう!と決めていた。
午前中はまだ耐えられそうだった為読書をしてみた。
この本は、
父親を亡くし、母親が再婚し、再婚相手の連れ子が自分より出来が良く、あらゆる場面で比較され、傷つき、高卒で家を出て働くもうまくゆかず、なけなしの貯金も騙されて全て取られてしまう。
闇サイトで知り合った複数人と強盗の計画を立てるも、裏切られ、自分が犯人に仕立てあげられる。
誰が自分を裏切ったのか??
この事件の真相を知る為に、警察に追われながらも仲間を探し、真相に辿り着く。
いやぁ、最初は、お人好しな主人公が惨めで、気の毒で、これ普通騙されるでしょ?って思ったら、やっぱり騙されて(^^;;
途中結構ヒントを散りばめておいてくれたので、真犯人は割と早い段階でわかってしまった(^^;;
しかし読みやすい作品で、発熱中の私でもサクサクっと読み終えてしまった。
午後からはさらに熱が上がった為、別の本を数ページ読んだところで燃え尽きた(笑)-
こんにちは♪
お久しぶりです!
私は今度の土曜に2回目を打ちます。
ポプラ並木さんも2回目は大変だったそうです。
・・・・怖い!ちなみに、昨...こんにちは♪
お久しぶりです!
私は今度の土曜に2回目を打ちます。
ポプラ並木さんも2回目は大変だったそうです。
・・・・怖い!ちなみに、昨日機会があり耳にしたのですが、異物混入は心配ないとのこと、良かった。
今、52ヘルツを読んでいます。まだ1/3ですが・・・・
(・∧・)2021/08/30 -
ゆうママさん
こんにちは。
2回目はかなり辛いですねー(^_^;)
土曜日に買い物やら、掃除やら家のことは全てやってから打ちに行き...ゆうママさん
こんにちは。
2回目はかなり辛いですねー(^_^;)
土曜日に買い物やら、掃除やら家のことは全てやってから打ちに行きましたが、ここまで何も出来なくなるとは。。。
私は買い物が日曜の一回きりで、あとはどうにかこうにか食い繋いでいるので、土曜日一回ですと一週間、家族四人、毎日四品以上、、、毎日お弁当持参。これが持つのかどうなのか。月曜日から不安でたまらないです。
クジラ、とても良かったです(*^^*)
素敵な作品で、心軽やかになりますよ(^^)2021/08/30
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面白かった
薬丸岳の社会派ミステリー!
しかし、残念なのは、ミステリー色、エンターテイメント色が強くて、読後に考えさせられるような重いテーマを感じられなかったこと。胸打つ展開ではありませんでした。
ストーリとしては、
25歳の主人公仁。ネットカフェで暮らす仁は、日雇いの仕事も失い、さらには、だまされて今日を暮らす現金さえもなくなってしまいます。切羽詰まって、闇の掲示板で4人の仲間を募って、でかいことをたくらみます。
結果、軽井沢で起きた放火殺人事件の汚名を着せられることに。
誰が仁をはめたのか?
その4人の中の誰かか?
その目的は?
仁を追う刑事。
出頭すべきか?信じてもらえるのか?
闇社会の住人の手を借りながら、手探りで真犯人を探します。
そして、明らかになる真実。
といった展開です。
正直リアリティがなく、薄っぺらい印象。
重みを感じられませんでした。
さらに都合よくとんとん拍子で真相にたどり着くところもちょっといまいち。
とはいえ、そのおかげで、さくさくっとスピーディに展開していって、後半はあっという間でした。
そんなわけでエンターテイメント性が強い作品となっているのだと思います。
いろいろ突っ込みたいところはありますが、エンターテイメントとして楽しむならOK
自分の思っていた薬丸小説とはちょっと違いますが、お勧めです -
薬丸岳さんといえば、少年犯罪!…と思ったけど違った。
人を信じやすくて、ちょっとした不運が重なって、ダークサイドに堕ちてゆく主人公。
それでも自分の正義は守る。大事な人のことを考える。それらを守るために自分ができる事を考える。
人には切羽詰まった生活でそんな強さがあるのだろうか。
たいしてのめり込んで読んでたわけではないのに、後半に進むにつれページをめくる手がとまらなくなった。
薬丸岳さんの本は大きく『ハズレ』なのは当たったことがないな。 -
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azumyさん、こんばんは~♪
お久しぶりです!お元気ですか?
日本は極寒の毎日です。私の住んでいるところでも毎日氷点下(>_<)
...azumyさん、こんばんは~♪
お久しぶりです!お元気ですか?
日本は極寒の毎日です。私の住んでいるところでも毎日氷点下(>_<)
面白い薬丸岳さん、この本だったんですね~!
先日のワタクシ、なんだろう?こんなかわいい表紙の薬丸さんの本ってあったっけ?
ブックカバーでした(^^♪
それと、私もブクログを始めたきっかけは、同じ本を二冊買ってしまったことでした(笑)
でも、図書館での二度借りは今も時々…(笑)
そっか、バンコクでも本屋さん少なくなってるんだぁ、ほんと寂しいし、困ってしまうね…。
では、またね(^^)/2018/01/30 -
うさこさん、おはようございます♪
お久しぶりでーす(^^♪
日本の今冬は本当に寒さが厳しそうですね!
ニュースを見ながら、氷点下?とび...うさこさん、おはようございます♪
お久しぶりでーす(^^♪
日本の今冬は本当に寒さが厳しそうですね!
ニュースを見ながら、氷点下?とびっくりしています。
うさこさん、体に気を付けてくださいね♪
バンコクも異常気象続きです。
例年より気温が下がっています。
日本と同様、インフルエンザが流行中です。
あはは!
あのカバー、可愛いでしょ~
実はあれ、大阪の本屋さんがつけてくれたペーパーカバーなんですよ!
可愛さにやられて、付け替えて使ってます。特に、薬丸さんのハードラックは表紙が一瞬ドキッとしちゃうから(笑)
うさこさんがブクログを始めたきっかけもそうだったの~!?
時々、単行本と文庫本でタイトルが変わってる時があるでしょ!
それで、ブクログを始めてからも2冊買っちゃったことがあるよ。
あれはちょっとやめてほしい~!
と、個人的には思ってます(笑)
そうなの!
バンコクでは古本屋さんにお世話になってるのに、減ってきてるのよ~!
紀伊国屋さんでは1.5倍の値段だからね~(涙)2018/02/04
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薬丸岳氏の慟哭の社会派ミステリー。
派遣の仕事を切られ、日雇い仕事すら失い、今日明日の生活にも困窮する江原仁(25)。
とうとう怪しい闇の掲示板で、仲間を集うことに。
そこに集まったのは、仁(ジン)をはじめ、バーボン、ウオッカ、テキーラ、そしてラム(女性)の5人。
彼らが計画したのは、軽井沢に住む富豪の豪邸を襲う現金強奪計画。
しかし、途中で誰かに殴られ気を失ってしまう。気づいた時には、放火・殺人の犯人(容疑者)となっていた...
いったい、誰が自分を嵌めたのか?
そこから始まる真犯人追求の旅。二転三転する流れの中で、警察に追われながらも、真犯人へたどり着くことができるのか?
『いいな、女は』...
仁の何気ないその一言が、大きな運命の転換を促す。
『天使のナイフ』もそうでしたが、薬丸作品では、何気ない一言やワンシーンが重要で、そこが大きな伏線となり、最後に、あれはそういう意味だったのか、と驚かされますが、まさに本書はここでしょうか?
最後に、仁と母の面会シーンは、ウルウルです。 -
連続で薬丸岳の作品を読んだが、あらためて薬丸作品は面白いと思った!
クライマックスに向かって一気に展開、伏線回収と共に、そうだったんだー。。。と言いようもない切なさを感じました。。 -
自分が闇サイトで募集した連中に、逆にハメられた
主人公に同情出来ません!
首謀者は誰なのか?
謎が多すぎて満腹です -
大どんでん返し。
ミステリーと言えば読んでいて一番気持ちが良い瞬間がソレを味わう瞬間。
本作は序盤から気付かない程度の伏線を少しずつ残していきラストに繋げていくという王道のミステリーだが、ラストまでの繋げ方がとても巧妙なので、普段からミステリーを読んでいる人でも存分に楽しめる一冊となっている。
主要登場人物は主人公を含め「人生がうまくいかず、日々なんとか食いつないでる」という点で共通している。
そんな同じ境遇の人間同士が集まって何か大きな事をして一発逆転を狙うというのが冒頭だが、想定を遥かに超える事態に巻き込まれていくというものになっている。
だが正直なところ、境遇に関しては自業自得な部分も往々にしてあり、登場人物に対して肯定の気持ちはあまり強く持てないが、
一つ掛け違えると誰しもそうなるというような意味では同情できる部分もある。
そういった微妙なバランスの人物達を描くことにより、本作はトリック部分と心情部分が良い按配で構成されていると思う。
結果として、
先が気になってしょうがないという、
長編でありながらスラスラと最後まで一気に読ませる物となっている。