おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 215
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930369

作品紹介・あらすじ

中堅菓子メーカーの広報宣伝マン山田助は、生身の”ゆるキャラ”としてご当社マスコットに任命される。新商品はブレイクするのか!?

感想・レビュー・書評

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  • ゆるキャラ山田。

    この設定 面白かったです。

    ぬいぐるみではなく

    生身の人間が ゆるキャラとは。

    そういえば あまり ゆるキャラ 最近

    話題になりませんね。

    今回の キーポイントは

    ずばり フルスイング。

    見逃しの三振よりも

    フルスイングの三振のほうがいい。

    やらないよりも

    やって後悔せよ。

    実行あるのみ。

    安藤さんの職業作品。

    良いですね。

    次は 何を読もうか ワクワクします。

  • 面白かったけどまとまり過ぎかな。
    上手く行き過ぎ。
    自分としてはもう少しバタバタして欲しかった。

  • 菓子メーカーの広報宣伝部に異動になった山田。
    それと同時に会社の『ゆるキャラ』に任命される。それが社内ですこぶる評判が悪い。
    それでも、人との縁を大事に、他部署の人とも打ち解けようとする山田の姿勢に、普段の自分の仕事や職場を重ねずにはいられない。

    2016.8.7

  • 新人の頃、琴平部長は私によく言っていた。
    <思いだけで仕事をするな>
    この言葉の真意が今、少し分かったような気がした。
    しょい込み過ぎるな。もっと軽やかにやってみろ。きっとそういうメッセージなのだ。

    「あいつが一貫して捨てていないものが、ひとつだけある」「遊び心だよ。会社中を敵に回すことさえ厭わない、筋金入りの遊び心だ」

    山田さんと話していて、これから心がけるべきことが見えてきた。
    考え込む前に行動すること。
    行動しながら常に考えること。
    そして最後に、足りないものはみんなで補い合うこと。

  •  ゆるキャラ山田のお話。
     とある製菓メーカーの広報にゆるきゃら山田として山田君が異動になる。
     この発想はなかったわ。

  • このかたの良さでもあると思うのだが、読み始めは軽さが少し気になり、あまり好印象を持たなかったが、後半は楽しめた。ビジネスマンものでは、ありがちな話ではあるけど、人間関係とかでも楽しめました。

  • 星を3つにするか4つにするかは悩みどころな感じだけど、嫌いな感じじゃなかったので、4つにしてみました。

    タイトルだけ見るとかなりふざけてそうに見えるのだけれども、意外にもガチな感じで、今はやりの(?)お仕事小説、っていう感じだった。
    面白かったと思う。私の中では、製菓会社のお仕事小説は今回が初だったし。
    ちょっぴり恋愛要素もありつつ。

    人と人とを自然にかつパワフルに繋げる人、大事ですよね。

    しかし、ブクログでの登録人数はそんなに多くないですねー。新しいからなのか?! 2016年9月時点で103人。

  • お仕事小説。会社の中の縦割りに阻まれた若手たちが横でタッグを組んで新しいことに挑戦!本人に自覚なくその旗振り役となっているのが「山田」。一体彼はナニモノ?単純思考が回りを巻き込んで変わっていく爽快さ。

  • 就職ではなく「就社」を肯定的に捉えながら目の前の仕事に奮闘するお仕事小説。
    文体が軽口なので、ライトなものが読みたい気分の時にはいい。キャラクターがみんな前向きな大人なので、元気になれる気もする。あっさりライトなところが好き★3.5

  • 安藤さんの作品で読んだのは、これで3作目。
    今回は、大翔製菓の広報宣伝部を舞台に、「働くこと」をテーマにした内容。
    前作?前々作?の「営業零課接待班」のような少し現実離れした内容ではないが、弱者が、それでも逆境に向かっていくんだという部分が、今回の作品にはなかったのが残念だった。
    しかし、現実的な内容ではあるし、やや恋愛も混じりそれなりのクオリティーではある。

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著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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